レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/04/09
- 登録日時
- 2018/02/15 00:30
- 更新日時
- 2018/02/17 16:13
- 管理番号
- 茨城-2017-012
- 質問
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解決
「潮来出島」という民謡のいわれ(由来)を知りたい
- 回答
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以下の文献の内容を回答した。
『潮来遊里史と潮来図誌・潮来絶句・潮来節』(大久保 錦一,デザイン・アンド・デベロップメント 1993年)
P251まえがき
常陸の国行方郡潮来村から起こった俗謡で,江戸時代後期に全国的に唄われた潮来節の元唄といわれている。そもそも潮来は,仙台藩・津軽藩・南部藩など奥州諸藩が,その産米を江戸に輸送する中継地点で前川沿いに蔵屋敷が立ち並び,遊郭や引手茶屋も許可されていたので,香取・鹿島・息栖のいわゆる東国三社詣でをする遊客や船頭たちでにぎわった。したがって潮来節の発祥は,利根川の船頭唄,もしくは遊女の「棹の唄」であったものが,しだいに花柳界のお座敷唄に変質し,はては流行歌となって全国的にひろまり,各地の盆踊唄や田植唄に取り入れられて残存したものと考えられる。
- 回答プロセス
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1.「潮来出島」を自館OPACで検索すると,楽譜が見つかる。
2.「潮来町史」「茨城の民謡 民謡緊急調査報告書」には記載なし。
3.書架をブラウジング。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民族学.文化人類学 (389 9版)
- 参考資料
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大久保錦一 編著 , 大久保, 錦一, 1936-. 潮来遊里史と潮来図誌・潮来絶句・潮来節. デザイン・アンド・デベロップメント, 1993. (潮来の今昔シリーズ ; 1)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002283550-00 (P.251)
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大久保錦一 編著 , 大久保, 錦一, 1936-. 潮来遊里史と潮来図誌・潮来絶句・潮来節. デザイン・アンド・デベロップメント, 1993. (潮来の今昔シリーズ ; 1)
- キーワード
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- 潮来出島(イタコデジマ)
- 潮来節(イタコブシ)
- 潮来市(イタコシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000230635