レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/01/06
- 登録日時
- 2006/06/29 02:11
- 更新日時
- 2009/03/11 10:50
- 管理番号
- 埼久-2003-108
- 質問
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解決
徳川時代の浄土宗における戒名の階級別の事例、区別化された年代、理由について知りたい。
- 回答
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記述のあった以下の資料を提供する。『浄土宗大辞典』『大江戸世相夜話』『近世農民と家・村・国家』『徳川禁令考』。また、戒名の形式を記載した最も古い文献として、「貞観政要格式目」を紹介する。
- 回答プロセス
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『浄土宗大辞典』の〈院号〉の項には、「…近世江戸時代には各藩大名のほか一般士分の法名の上にも加贈され」とある。
『大江戸世相夜話』の「地獄の沙汰も金次第」の章に、幕府が天保2(1831)年に庶民が院号・居士号をつけることを禁止する触書を出したとある。
『近世農民と家・村・国家』にも同様の記述あり。
『日本史大事典』の〈戒名〉の項には、戒名の形式を記載した最も古い文献として、室町末期成立と推定される「貞観政要格式目」があげられている。
『国書総目録』によると、「貞観政要格式目」は写本と版本があり、版本の所蔵館(内閣文庫ほか)を紹介する。
また、インターネット情報により、「百姓院号禁止令」が『徳川禁令考』に収載されていることが判明する。
- 事前調査事項
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調査済資料:「戒名で読む歴史」「差別戒名の歴史」
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 法制史 (322 9版)
- 参考資料
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- 『浄土宗大辞典 1』(浄土宗大辞典編纂委員会 浄土宗大辞典刊行会 1982)
- 『大江戸世相夜話 奉行、髪結い、高利貸し』(藤田覚 中央公論新社 2003)
- 『近世農民と家・村・国家 生活史・社会史の視座から』(大藤修 吉川弘文館 1996)
- キーワード
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- 浄土宗
- 法名
- 江戸時代-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000029252