レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/11/02
- 登録日時
- 2012/11/21 02:00
- 更新日時
- 2012/11/24 13:57
- 管理番号
- 6000009781
- 質問
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解決
お釈迦様が生まれたところは現在どこの国にあたるかわかる資料はあるか。できれば地図が見られるとなおよい。
- 回答
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『世界大百科事典』『南アジアを知る事典』などによると、釈迦の生誕地ルンビニーは現在のネパール南西部にあたる。『ベーシックアトラス世界地図帳』『世界遺産なるほど地図帳』などでルンビニーの位置を確認可能。
- 回答プロセス
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『世界大百科事典12 シ-シャ』(平凡社)で「しゃか」を調べる。p611-612に項目あり。インド・ネパール国境沿いの小国カピラバストゥの王子としてルンビニー園で生まれたとの記載があり。ルンビニーの項をも見よとあったため、『世界大百科事典30 ル-ワン』で「ルンビニー」を調べる。ネパールのタライ地方、バイラワの西方に位置するとあり。古くから仏教徒の4大霊場のひとつ、ルンミンデーイの名で知られ、現在も遺跡が残っているとのこと。地図はなし。
さらに『アジア歴史事典9 ム-ワ』(平凡社)『南アジアを知る事典』(平凡社)で「ルンビニ」を調べるが、おおむね同様の記載があるのみで、地図はなし。『世界史年表・地図』(吉川弘文館)で前六世紀前後のインドの地図(地図7)を調べるが、ルンビニーもしくはルンミンデーイの名は見当たらず。
『アジア歴史地図』(平凡社)p129「インド:仏教遺跡」の地図を見ると、ルンビニの記載はあるが、現在どこの国にあたるかの記載はなし。『世界大地図帳』(平凡社)の索引を調べると、p34「インド主要部」の地図でルンビニーの位置が確認可能。ネパール南部で、ネパールとインドの国境付近と判明。しかしこの地図のみではインド亜大陸全体での位置関係がわかりにくいため、『ベーシックアトラス世界地図帳』(平凡社)を調べたところ、p30-31「インド」の地図にルンビニーの記載があり、インド亜大陸の中でルンビニーがどの位置にあるかを見ることができた。
さらに旅行ガイドを調べたところ、『ロンリープラネットの自由旅行ガイド ネパール』(メディアファクトリー)p277に「ルンビニ」の項があり、遺跡の詳細な解説などが載っているほか、『地球の歩き方D29 ネパール』(ダイヤモンド社)ではルンビニは西ネパールの章にあり、遺跡の説明のほか、世界遺産でもあるとの記載がある。『講談社の世界遺産BOOK 世界遺産なるほど地図帳』(講談社)で確認したところ、p64「仏教、ヒンドゥー教の寺院や遺跡」に「6 仏陀の生誕地ルンビニー」があり、中央の地図でもルンビニーの位置が確認できる。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『世界大百科事典 12』 平凡社
- 『世界大百科事典 30』 平凡社
- 『アジア歴史事典 第9巻』 平凡社
- 『南アジアを知る事典』 辛島 昇/監修 平凡社
- 『アジア歴史地図』 松田 寿男/編 平凡社
- 『世界大地図帳』 梅棹 忠夫/監修 平凡社
- 『ベーシックアトラス世界地図帳』 平凡社/編 平凡社
- 『ネパール』 ブラッドリー・メイヒュー/[著] メディアファクトリー
- 『地球の歩き方D29 ネパール』 「地球の歩き方」編集室/編集 ダイヤモンド・ビッグ社
- 『世界遺産なるほど地図帳』 講談社/編 講談社
- キーワード
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- ルンビニー(ルンビニ)
- 仏陀(ブッダ)
- 釈迦(シャカ)
- 仏教遺跡(ブッキョウイセキ)
- 世界遺産(セカイイサン)
- ネパール(ネパール)
- 宗教(シュウキョウ)
- 仏教史(ブッキョウシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000114317