レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年05月28日
- 登録日時
- 2022/05/28 17:27
- 更新日時
- 2022/05/31 09:17
- 管理番号
- 201
- 質問
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解決
城下町尼崎の辰巳町にあった辰巳の渡しについて知りたい。
- 回答
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尼崎市域には、西国街道のうち、武庫川を越えるための渡しであった髭の渡し、中国路のうち、神崎川越えの渡しである神崎の渡しと武庫川越えの渡しである西新田の渡し、さらに尼崎から大坂へ向かう際に、左門殿川を越えるための渡しであった辰巳の渡しがありました。
辰巳の渡しは城下町尼崎のうち、辰巳町にあり、同町が渡しを担当していました。市域にあった渡しのうちでは、一般の人々が多く利用した渡しであったと言われています。
辰巳の渡しについては、『尼崎市史』『図説尼崎の歴史』などで概要を知ることができます。また、辰巳の渡しに関わる史料も、閲覧できます。
- 回答プロセス
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1辰巳の渡しの概要
◆『尼崎市史』第2巻
p793~797
尼崎市域の全ての渡しについて、川越えの人足賃・通行量、維持管理に係る費用等が記される。
◆Web版『図説尼崎の歴史』近世編第1節 幕藩体制の成立と尼崎4
「城と城下町」(中村光夫氏執筆)
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/03kinsei/kinsei1-4-2.html
「港と町屋」の項目に、辰巳の渡しの概要と、絵図(「寛永12年尼崎城下町絵図」大垣市立図書館)に描かれた同渡しが掲載されている。
◆Web版尼崎地域史事典apedia
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/
「辰巳の渡し」の項目(山下幸子氏執筆)
辰巳の渡しの概要と、「辰巳の仇討」について紹介されている。
辰巳の仇討:慶長8年(1603)9月に伊予国藤堂氏家臣高畑某の妻が亡夫(亡父とも)の仇を討ち、自刃したというもの。
(出典『摂陽奇観』巻之四、『浪速叢書』1-P235、236)
2辰巳の渡しについて記された歴史資料
◆『尼崎市史』第7巻
p646~649
「渡船場に橋梁新設見込み取調べ帳写し」(桜井家旧蔵文書写、あまがさきアーカイブズ所蔵)
※『尼崎市史』第2巻の記載の根拠史料
◆『尼崎城研究資料集成』(尼崎市教育委員会、令和2年)
各年代の尼崎城下町絵図が掲載されている。
◆「神崎川川筋絵図(近世)」(あまがさきアーカイブズ所蔵)
神崎川沿いの大坂へ向かう渡し場の記載があるなかに、辰巳の渡しについても描かれている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216)
- 運輸.交通.観光事業 (68)
- 参考資料
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- 尼崎市. 尼崎市史 第2巻. 尼崎市, 1968. (当館請求記号219/A/ア-2)
- 尼崎市. 尼崎市史 第7巻. 尼崎市, 1976. (当館請求記号219/A/ア-7)
- 尼崎市教育委員会歴博・文化財担当 編 , 尼崎市教育委員会. 尼崎城研究資料集成. 尼崎市教育委員会歴博・文化財担当, 2020. (当館請求記号219/A/ア)
- 尼崎市立地域研究史料館 編 , 尼崎市立地域研究史料館. 図説尼崎の歴史 上巻. 尼崎市, 2007. (当館請求記号219/A/ア)
- 尼崎市立地域研究史料館編集 , 尼崎市立地域研究史料館 , 尼崎市. 尼崎地域史事典. 尼崎市, 1996-03. (当館請求記号219/A/ア)
- キーワード
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- 渡し
- 尼崎藩
- 尼崎町
- 近世
- 江戸時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵史料紹介 文献紹介 その他
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000316644