以下の資料に関連の記述を確認しました。
・『栃木県史 史料編 近現代3』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1979)
p.577-608 「五 総動員体制」に「四 満蒙移民」の項があります。
・『満蒙開拓・移民関係資料 水橋村』(栃木県/編、発行 1938)
「満蒙開拓青少年義勇軍先遣隊採用者氏名」のほか、募集に関する記述が確認できます。
・『鮮満視察報告書 昭和9年度』(栃木県教育会満州国視察団/編)
視察員名、視察日程や視察記が確認できます。
・『満州農業開拓地視察報告記 昭和16年3月』(栃木県経済部/編、発行 1941)
視察員名、視察日程、視察報告が確認できます。
・『写真集 野州義勇隊同志の歩み 国策満蒙開拓青少年義勇軍 栃木県選出第一次郷土中隊
第三次野洲義勇隊開拓団』(高橋真/編 野洲義勇隊同志会 1978)
写真のほか、「満蒙開拓青少年義勇軍 栃木県選出第一次郷土中隊 野州義勇隊開拓団 野州義勇隊同志会会員名簿 昭和53年6月24日」(p.131-138)や、「満蒙開拓青少年義勇軍全中隊隊歴表」(p.155-161)では第一次から第五次義勇隊開拓団までの編成都道府県名等が確認できます。
このほか、「宇大史学」から多数の記事を確認しました。
・『宇大史学 1』(宇都宮大学史学会/編、発行 1979)
p.67-86「宇都宮大学図書館所蔵・「満州」関係資料目録」
収録内容について、「この目録は、宇都宮農林専門学校および栃木師範学校が収集し、現在、宇都宮大学図書館が所蔵している旧和資料(パンフレット類)のうち旧「満州」関係について整理したものである。この収集資料は主として移植民および教育に関するもので、…(略)…」とあります。
p.72-75 「7 移植民」の項があります。
・『宇大史学 4』(宇都宮大学史学会/編、発行 1983)
p.77-89 「西那須野ケ原における「満蒙開拓青少年義勇軍」ヒアリング調査のまとめ 昭和56年度史学実地調査報告(宇都宮大学教育学部史学科)」
刊行された資料、体験記録、ヒアリング調査から渡満前の生活から帰国までの様子がまとめられています。
p.90「文献紹介 宗光彦著『満州千振開拓史』を読んで」(西田真樹)
本文中で『満州千振開拓史』(宗光彦/著 千振開拓農業協同組合 1982)が紹介されています。
「…(略)…1966年、開拓地那須高原千振にあった宗光彦氏によって著わされた。…(略)…宗氏は、1933年に「満州」七虎力(チフリ)へ入植した第二次移民団の団長であった。…(略)…」
なお、紹介文からは宗氏が栃木県出身であったかどうかを確認できませんでした。当館未所蔵資料です。
・『宇大史学 5』(宇都宮大学史学会/編、発行 1986)
p.123-137 「「満州開拓移民」千振開拓団ヒアリング調査(第一次)のまとめ 昭和57年度史学実地調査報告(宇都宮大学教育学部史学科)」
下野新聞と満州開拓関係の文献、満州千振開拓体験者からのヒアリング調査がまとめられています。
「2 『下野新聞』にみる栃木県の「満州開拓移民」」(p.124-129)
・『宇大史学 6』(宇都宮大学史学会/編、発行 1987)
p.73-102 「栃木県における満州開拓分村移民 茂木町須藤村の分村移民計画について 昭和58年度実地調査報告(宇都宮大学教育学部史学科)
満州に関する調査とヒアリング調査から満州開拓、分村計画についてまとめられています。
「(3)栃木県における満州開拓の推進」(p.78-80)