レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/03/18
- 登録日時
- 2021/09/15 18:59
- 更新日時
- 2021/10/24 17:46
- 管理番号
- 2021-9.4
- 質問
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未解決
本の奥付に押してあった検印はいつはじまり、いつなくなったのか。
- 回答
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明治以前からあるようだが、開始時期ははっきりしない。廃止時期も一定ではないようではっきりしなかった。
開始時期について
「和本の時代から見られる我が国独自の慣行であって(略)」
『出版事典』布川 角左衛門/[ほか]編集 出版ニュース社 1971.12 資料番号10019632 検印の項pp127-128
「著作権法施工制(明治三二年)(1899)一条「著作権法第四十八条第1項により複製物を発売頒布せんとする者〈略〉検印を申請すべし」
『日本国語大辞典』第4巻 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001.4 資料番号1006921637
P1453 検印の項
廃止時期について
1970年ごろにはなくなりつつあったことがわかった。
「近来は著作権出版権の思想が普及し、また著作者の発行者に対する信頼度も高まり、発行者が印税計算にも公正な責任をもつに至って検印はなくなりつつある」
『出版事典』布川 角左衛門/[ほか]編集 出版ニュース社 1971.12 資料番号10019632
- 回答プロセス
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出版関連の所蔵資料を調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023)
- 参考資料
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日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第4巻 第2版. 小学館, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002992528-00 , ISBN 4095210044 -
編集: 出版事典編集委員会 (布川角左衛門 代表). 出版事典. 出版ニュース社, 1971.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001237573-00
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日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第4巻 第2版. 小学館, 2001.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000304725