レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/4
- 登録日時
- 2018/01/31 00:30
- 更新日時
- 2018/01/31 00:30
- 管理番号
- 埼高図-2017-011
- 質問
-
解決
「金」は「カネ」とよむのに、「大金持ち」になると「オオガネモチ」と読む。「カ」が濁音になるのは何故か
- 回答
-
・『日本語発音アクセント辞典』(日本放送協会編、1964年) 解説p40「共通語の発音で注意すべきことがら 第3章 連濁について」 ・ことばの音(音声)「連濁はなぜ起きるの?」(アルク) http://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/02/75.html(2017年9月8日確認)
- 回答プロセス
-
外国語指導助手からの質問。漢字に振り仮名がついた絵本を使って日本語を覚えていたところ、「オオカネモチ」とは書かれていないことを疑問に感じての質問だった。 質問者の母国語が日本語ではないこともあって詳細な回答を伝えることはできなかったが、調査結果は以下のとおり。 1)書架にある日本語関連の本から探す。 『日本語発音アクセント辞典』(日本放送協会編、1964年) 解説ページを繰っていったところ、「共通語の発音で注意すべきことがら 第3章 連濁について」という箇所に該当する説明を見つけた。 日本語の一般的傾向として「語が複合(または、それに準ずる結合を有する場合)すると、後部の語頭の清音の子音が、全部の最期の母音の影響で有声化し、濁音にかわる現象がある。この現象を≪連濁≫という」の記述あり。ただし、「一般に慣用されることの少ない語」や擬声語・擬態語、前後の音によって連濁しないなどの例外も多く、「いろいろの事情も加わって、≪連濁≫現象は、きわめて複雑な状態を呈している」とのこと。 2)「連濁」をキーワードにWeb検索。アルクのサイト内に簡潔な説明あり。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介|事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000229406