レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/10
- 登録日時
- 2021/03/10 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000862
- 質問
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解決
【郷土史家日置謙の『加賀藩史料』編纂について】 郷土史家日置謙がいつまで前田家編輯員として『加賀藩史料』の編纂を委嘱されていたかを知りたい。
- 回答
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日置の没後12年後に刊行された『加賀藩史料』藩末編上下巻の奥付に、日置の名前が記されている経緯について、理由の記されている資料は確認できなかった。
『加賀藩史料』全18巻の中で、最後(昭和33年)に出版された藩末編上下巻の奥付には「就業 前田育徳会嘱託日置謙」と記されている。
以下の資料では、日置が昭和3年4月に前田育徳会から編纂を委嘱された旨が記されている。免職された旨は記されていない。
『功業不磨』(119552496)p.88~「日置謙伝」、p.97~「出版年譜」
県史編纂の嘱託を、『石川県史』全五巻完結をもって一度解かれた旨は記されているが、侯爵前田家の編輯員を解かれた旨は記されていない。
『日置謙先生研究』(11902385)p.20~24「日置謙先生年譜」
年譜中で、「嘱託ヲ解ク 石川県」と、県史の嘱託を解かれたことのみ記されている。
『前田利為』(11917724)p.610~612「『加賀藩史料』の編纂」
『加賀前田家と尊経閣文庫』(118581340)p.34~36
『ほくりく20世紀列伝 上巻』(118488176)p.248「加賀藩史料十六巻は没するまで十八年の長年月をかけた大著であり、(後略)」とある。なお、「十六巻」は藩末編2冊を含まない冊数である。
『石川県人名事典 現代編5』(118352964)p.175には、編輯員であった旨のみ記され、年月日については記されていない。
日置は昭和21年6月6日に死去している。翌日6月7日付の「北国毎日新聞」、「石川新聞」には日置が死去したという記事があるが、前田家から編纂を委嘱されていたことに関する記載はなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000294952