レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/5/23
- 登録日時
- 2020/07/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000828
- 質問
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解決
【金沢の感染症の歴史について】 金沢の昔の感染症について書かれた資料を探している。
- 回答
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<全体に関わるもの>
『石川県災異誌』(119565574)項目別索引p.274に「疫病」の項目あり。年表の記述のある頁を引くことが可能。
『石川県史 現代篇3』(118412759)p.407~「第八章 保健、衛生」大正~昭和36年にかけての伝染病等に関する記述あり。
『金沢市史 現代篇 下』(119562680)p.233~「五、急性伝染病の流行」感染症の種別に項目あり(結核については「四、結核の推移」にあり)。
※昭和39年度の赤痢発生数707人発生率2.2%で全国一との記述あり。
<近世の感染症>
『市史かなざわ 第6号』(119701442)p.62~「疱瘡・コレラの流行と対策」藩政期の疱瘡及びコレラの流行とその対策について書かれた論考。
『市史かなざわ 第10号』(119856651)p.27~「藩政期村方における疾病と医療活動」村方の疾病の状況や医療活動について書かれた論考。
『金沢市史 資料編10 近世8』(119795473)p.641~「第六章 医療と救貧」に「享和三年 はしか罹患・死亡者数書上げ」等、関連する史料が収録されている(郡方のものが大半)。
『“伝統”の礎 加賀・能登・金沢の地域史』p.192~「近世金沢の医療」
『近世金沢の医療と医家』(118577033)p.106
上記2冊に疫病発生時における郡方への医師派遣についての記載あり。
『加賀藩社会の医療と暮らし』(119922748)疫病の救恤に関する記載あり。
以下に安政期のコレラ流行に関する記載あり。
『北陸医史』24-1「江戸末・明治時代のコレラ禍について」←所蔵なし
『加能地域史』47「加賀藩上級武士の疾病・医療について」
『地域社会の歴史と人物』(118508466)p.95~「藩政期麻疹の流行と乳母さがし-喜多一二郎義寛の日記からみる」
『加賀藩研究を切り拓く』p.296~「安政五年コレラの対処法に関する史料について」
『金沢城研究 研究紀要 第16号』(109259002)「金沢城下の医者と医療」
<近代以降の感染症>
郷土資料では、上記全体に関するものに記述がある。
その他、個別の流行を取り上げた資料にも記述が見られる。
『流行性感冒』(112879618)1922年内務省衛生局編のスペインインフルエンザの調査報告書の翻刻。石川含む各県の予防対策の概要や、罹患者死者数等の統計情報が記載されている。
『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』(112690928)前流行、後流行それぞれの各地方ごとの感染状況について記されている。中部地方の項に石川県の状況に関する記述がある。
以下は統計資料であり、病名ごとの感染者数などが把握できる。
『金沢市衛生年報』70~06年
『石川県衛生統計年報』51~現在(欠年あり)
『石川県の結核』76~92年
『公衆衛生のしおり』58~71年(欠年あり)は県民向けのしおりであり、当該期の概況が記載されている。
『金沢市に於ける結核五ヶ年対策』(119567775)
昭和23~27年にかけての、金沢市の結核対策の計画と診療実績についてまとめた報告書。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000284615