レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/12/18
- 登録日時
- 2020/03/04 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000795
- 質問
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解決
【明治の漢詩人について】 明治38年頃の北國新聞に名前の見える3人の漢詩人(荻野迦陵、瀬野寒林、広谷華陽)について、経歴や生没年、姓名のわかる資料はあるか。
- 回答
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質問者による事前調査項目は以下の通り。
『郁達夫 その青春と詩』(519167667)p.64に荻野迦陵が随?吟社の一員であることや、金沢での消息が一片もつかめていないことが記されている。
郷土の漢詩人関係の資料はほとんどなく、関連する記述は確認できなかった。
『石川県史 現代篇2』(118412740)p.1150~1156に漢詩文に関する項目がある。
『仙寿山房詩文鈔』に出てくる土地の漢詩文作家として、北方心泉、荻野迦陵、大西金陽、瀬野香石、広谷華陵の名前を挙げている。また、大正2年の随?吟社所属の県関係者として、「香石 瀬野喜太郎」の名前がある。なお、瀬野寒泉と瀬野香石の関係は不明。
その他の自治体史では3人に関連する記述及び漢詩に関する項目がないものも多かった。
『仙寿山房詩文鈔』巻四は国立国会図書館デジタルコレクションで、図書館送信参加館限定で公開されている。
【URL】https://dl.ndl.go.jp/pid/1266467/1/1 (2020年3月3日最終閲覧)
『明治文学全集 62』(129567071)p.443に明治漢詩文人雅号一覧がある。迦陵の項に荻野岫とあり、本名がわかる。
漢詩に関わっていた大西金陽、黒本稼堂が旧蔵者である金陽文庫、稼堂文庫(いずれも近世史料館)の史料にも該当はなかった。
『同声集』(近世史料館特091.0-289)
『観光余影』(近世史料館特091.0-57)
同じく漢詩関連で、『北方心泉 人と芸術』(11913624)を確認したが、3人に関する記載はなかった。
『加越能詩作者略伝』シリーズにも記載はなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275342