レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/20
- 登録日時
- 2020/03/03 00:30
- 更新日時
- 2020/03/03 00:30
- 管理番号
- 6001008442
- 質問
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解決
「倉敷小唄」が作られた経緯と、発表年等について調べている。
- 回答
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「倉敷小唄」は昭和26年9月に倉敷市が公募、10月に入選発表、11月3日市文化章授与式で発表、昭和27年2月コロンビヤ制作のSPレコード(倉敷小唄/倉敷音頭の2面)が市商工課で実費頒布された。
1枚弐百円。
【出典:「倉敷市だより」1号、3号、7号、「山陽新聞」昭和26年11月2日付】
●大正期後半から昭和期にかけ、主に自治体が躍起となって詩人や洋楽系の作曲家に唄作りを要請し「新民謡」が生まれた。故郷自慢の様な側面を持ち土地の宣伝に役立つ新民謡創作の気運は、戦争中一時頓挫したものの、復興に至る時の中で再び点火し、大きなうねりとなって表れた。
【出典:『日本民謡事典』あとがき】
●「倉敷節」「倉敷小唄」「倉敷音頭」の三作品は倉敷市の委嘱により創作した楽曲のため、倉敷市が自由に使用することは可能。(「日本音楽著作権協会「倉敷節」等三曲の使用についての紹介に対する回答」内資料(外)第06085号 2007年3月23日付)
【出典:『続倉敷節考』】
「倉敷市だより 第1号」昭和26年9月1日より抜粋
◇公募の条件◇
1.産業及び観光文化都市として躍進する大倉敷市にふさわしく明朗なもので広く愛唱され、倉敷の内容と要素をもった作品であること。
2.調子は随意で、歌詞はなるべく四章程度のもの。
3.応募者の創作であること。
4.入選された小唄の著作権は倉敷市のものとす。
5.応募作品は返却しない。
6.投稿の封筒に「倉敷小唄応募」朱書きのこと。
◇宛先◇岡山県倉敷市役所商工衛生部商工課 倉敷小唄募集係
「同 第3号」「同 第7号」より抜粋
応募229点。作詞:塚本昭弘(後月郡井原町上町) 補作:西条八十 作曲:古関裕而 唄:岡本敦郎、奈良光枝
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 倉敷市だより 第1号 (昭和26年9月1日 6面)
- 倉敷市だより 第3号 (昭和26年11月1日 4面)
- 倉敷市だより 第7号 (昭和27年2月1日 面判読不可)
- 倉敷節考続原 圭一郎/編クラシキ・クラシック (p5~6)
- 高梁川63号高梁川流域連盟/編高梁川流域連盟 (p58~69)
- 倉敷節〜倉敷お国じまん〜うめ吉/唄テイチク ET
- 倉敷小唄応募作品集
- 日本民謡事典長田暁二/編著全音楽譜出版社 (p922~925)
- 山陽新聞 (昭和26年11月2日金曜日)
- 伸び行く倉敷倉敷郷土誌編纂委員会/編倉敷市教員組合
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土,その他
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000275066