レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/12/28
- 登録日時
- 2019/03/14 00:30
- 更新日時
- 2019/03/14 00:30
- 管理番号
- 町田-187
- 質問
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解決
M10-E8『成瀬の石仏』のP.64に『「町田市立博物館・畠山氏の烏天狗」とする見方に対し、「郷土史家で町田の修験者に詳しい村田氏の天狗童子」とする二つ見解がある。』という記述がある。これらについて「博物館だより」から引用しているようだが、元の資料である「博物館だより」を見たい。
他にも町田の天狗道祖神について記述のある資料があれば教えてほしい。
- 回答
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「博物館だより」の22号、P.3に元になった記事あり。中央図書館のパンフレット類のひとつとして所蔵あるも、データ登録はしていない。
ここには以下の記述があった。
・「町田の修験道に詳しい村田辨二氏から「烏天狗ではない」という指摘をいただいている」
・「多摩地区の道祖神塔に詳しい犬飼康祐氏は(中略)への字形に結んだ口が認められているので烏天狗ではないだろう」
・「修験道に詳しく(中略)宮本袈裟雄氏は、全体の像容から判断して烏天狗と言っても良いのではないか、と言っている」
中央図書館が所蔵する「博物館だより」の他の号を見たが、この件に関する追加の情報はなし。
博物館にも問い合わせたが、この件に関する追加の情報は無いという回答。
ZM『多摩のあゆみ』には犬飼康祐氏の記事が2件出てくる。
・第13号(昭和53年11月15日発行)P.64~68「多摩地方の道祖神と行事」に「隆起していたであろう鼻は残念ながら欠けてしまっているが」と記載、烏天狗とは考えていない模様。
・第33号(昭和53年11月15日発行)P.90~92「町田市東部の石仏 天狗道祖神をたずねて」は石仏探訪紀。
その他道祖神の資料としては、石川博司氏、又は多摩野仏研究会で下記の3件を含むいくつかの資料に記載があるが、内容は主に探訪記。
・Z01-E8『道祖神を考える』P.12に写真あり
・Z10-E8『町田の石佛巡り』P.17~「天狗道祖神をたずねて」
・Z10-E8『石仏を歩く』P.4~町田市内の石仏紹介
参考として以下の2点も紹介
・M10-C1『町田市史』の下巻P.1670~道祖神の記述あるが、天狗道祖神という表記はしていない。
・M13-C1『成瀬 村の歴史とくらし』P.298~に道祖神の記載あり。ここでは一覧に童子立像と記載される。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 8版)
- 参考資料
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- 多摩のあゆみたましん地域文化財団 19781115 (P.64~68)
- 多摩のあゆみたましん地域文化財団 19831115 (P.90~92)
- 道祖神を考える石川 博司/著多摩野佛研究会 (P.12)
- 町田の石佛巡り石川 博司/著多摩野佛研究会 (P.17~)
- 石仏を歩く石川 博司/著石川博司 (P.4~)
- 町田市史 下巻町田市史編纂委員会/編町田市 (P.1670~)
- 成瀬成瀬郷土史研究会/編成瀬郷土史研究会 (P.298~)
- キーワード
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- 天狗道祖神(テングドウソジン)
- 道祖神(ドウソジン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000252981