レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/11/22
- 登録日時
- 2016/11/04 00:30
- 更新日時
- 2016/11/04 00:30
- 管理番号
- 町田-159
- 質問
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解決
マウスブリーダーについて知りたい。魚に関することらしい。
- 回答
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マウスブリーダー[mouth brooder]
口内保育をする魚のこと。
マウスブリーディング(もしくはマウスブルーディング)[mouth breedhing,mouth brooding]
口内保育。卵や孵化後の仔稚魚を口の中に入れて保護し育てる保育様式。
カワスズメ科、テンジクダイ科、ハマギギ科など10科以上で口内保育する種が知られている。
雌が育てる種、雄が育てる種、雌雄交代で育てる種などがある。
- 回答プロセス
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生物学や魚類に関する辞典や図鑑をあたった。
R460.3『岩波生物学辞典 第5版』 索引から、マウスブリーディング p.461g→口内保育[mouthbrooding]
マウスブリーディング(mouth breeding)。魚類に見られる子の世話の一形式で、卵や仔稚魚を口の中に入れて保護すること。カワスズメ科、テンジクダイ科、ハマギギ科など10科以上で口内保育する種が知られ、それらを口内保育魚(mouthbrooder)と呼ぶ。カワスズメ科では卵だけでなく、孵化後の仔稚魚の段階まで口内で育てる種も多い。カワスズメ科では口内保育を行なうのは主に雌であるが、雌雄で交替して口内保育をする種も見られる。一方、テンジクダイ科では雄だけが口内保育をする。
R460.3『生物学辞典』 p.1229 マウスブルーディング[mouth brooding]=口内保育
→p.437 口内保育[mouth brooding,mouth breeding]
マウスブルーディング、口内保護ともいう。親の口内で子の世話をする保育様式。テンジクダイ科やカワスズメ科などの魚類でみられる。テンジクダイでは卵がふ(孵)化するまで雄が口内保育を行う。カワスズメでは卵だけでなく、ふ化した仔稚魚に対しても口内保育を継続する種も多い。なかには成長した稚魚を口から出して採餌させ、捕食者がくると再び口内に避難させる種もある。カワスズメでは口内保育を担当するのはおもに雌であるが、雌雄で口内保育を交替する種も知られている。
*カワスズメが口内保育する図あり。
R666.9『標準原色図鑑全集17 熱帯魚・金魚』 索引→マウスブリーダー
→p.68 エジプシャン・マウスブリーダーについてあり。カワスズメ科の一種で、本種はマウスブリーダーの典型的なタイプ。
その他、p.57~70にシクリ科(カワスズメ科)の魚類が載っている。口内保育する種もいくつかあり。
R487.5『原色魚類大図鑑』
かわすずめ科 p.659~663
てんじくだい科 p.509~526
はまぎぎ科 p.171~172
原色図版と解説。口内保育する種については、各解説に記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 自然科学 (4 8版)
- 参考資料
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- 標準原色図鑑全集17保育社
- 生物学辞典石川統/編東京化学同人
- 岩波生物学辞典巌佐庸/編岩波書店
- 原色魚類大圖鑑北隆館
- キーワード
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- 魚(サカナ)
- マウスブリーディング(マウスブリーディング)
- 口内保育(コウナイホイク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000199150