レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1990年10月01日
- 登録日時
- 2008/08/14 15:46
- 更新日時
- 2008/08/22 09:58
- 管理番号
- 出雲-066
- 質問
-
未解決
『結婚の歴史』(雄山閣出版)という本の中に「石地蔵の持ち込み」という風習の記述がある。現在もこの風習が受け継がれているのか、また、その風習の名残を受けたたものがあるのかどうか。それだけに拘わらず、昔から受け継がれている独特な風習等があるのかどうか。
- 回答
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昔の結婚の風習について、次の資料に記述があり提供する。
『四絡郷土誌』529p 婚姻-昔の婚礼
「地蔵担ぎ」-村の若者たちが地蔵をかついでおしかけるとこれに祝い酒を振る舞う。平素憎まれている家へは
わざと重い地蔵を持ち込んでそのまま置きぱなしにするという嫌がらせもあった。
『稗原郷土史』329p~330p 人生儀礼-婚姻
「地蔵かつぎ」と称して、近くにある石地蔵を婚家の縁へ運びこんで、嫁女が長く婚家にいつくよう、縁起を祝った。この風習は戦後の昭和24、5年の頃、いつとなしに廃れていった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『四絡郷土誌』
- 『稗原郷土史』
- 『シマネスク』島根PR情報誌 NO.38Winter(2001)
- キーワード
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- 結婚の風習
- 石地蔵の持込
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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出雲中央図書館
近畿大学様から次のコメントいただきました。
『シマネスク』島根PR情報誌 NO.38Winter(2001) 特集:島根の儀礼と風習 「結婚にまつわる風習」、「地蔵担(じぞうかつ)ぎ」に関する情報がありました。
下記のサイトで公開されていました。
http://www2.pref.shimane.jp/kouhou/esque/38/menu02.html (2008/08/15確認)
http://www.pref.shimane.lg.jp/kochokoho/esque/ (2008/08/15確認)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000046564