レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月08日
- 登録日時
- 2020/12/08 11:21
- 更新日時
- 2020/12/13 10:24
- 管理番号
- 武蔵野市立図書館-012
- 質問
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解決
国木田独歩の『武蔵野』の中に出てくる、独歩が休んだという茶屋の写真が見たい
- 回答
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国木田独歩の『武蔵野』の中に次のような場面がある。
「自分は或友と市中の寓居を出でゝ三崎町の停車場から境まで乗り、其処で下りて北へ真直に四五丁ゆくと櫻橋という小さな橋がある、それを渡ると一軒の掛茶屋がある、此茶屋の婆さんが自分に向て、「今時分、何しに来たゞア」と問ふた事があった。」
茶屋の場所は、桜橋の北のすぐ西側に当たる。現在は、道路を挟んで南側の上水の流れに沿って、「独歩の碑」がある。
この茶屋について、【資料1】に「写真」があるとの記載あり。
【資料1】『多摩文学紀行』(P.37「国木田独歩と『武蔵野』」「ここに茶屋を出していたのは、高橋という家で、現在高橋家には独歩が休んだという茶屋の写真も保存されていて、私もたびたび見る機会に恵まれている。茶屋というよりふつうの農家の造りに見える」とあり。)
【資料2】『季刊むさしの』第83号 2008年夏号 (P.11「武蔵野百年史こぼればなし21」「没後100年にして今もなお、「武蔵野」といえば国木田独歩」に、独歩が立ち寄ったとされる農家(移築後)の写真あり)
以下の記述あり。
「「確かなことは分からないが、茶屋を商いとしていたのではなく、農家の庭先に縁台を出して花見客をもてなしていたのではないか」という。建物は大正末期までそこにあったが、昭和になってそっくり玉川上水の反対側に移築した。そのまま昭和40年ごろまで残っていたが、自宅を建て替える時、壊してしまった。」
- 回答プロセス
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当市図書館で集めていた事例を「国木田独歩」で検索。書誌情報一覧から、見出すことができた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【資料1】『多摩文学紀行』山本貴夫 著 , たましん地域文化財団, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002829098-00 , ISBN 4877510109 -
【資料2】『季刊むさしの』武蔵野市. 武蔵野市, 1900.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007938589-00
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【資料1】『多摩文学紀行』山本貴夫 著 , たましん地域文化財団, 1997.
- キーワード
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- 国木田独歩
- 武蔵野
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人 図書館
- 登録番号
- 1000290397