レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年01月18日
- 登録日時
- 2019/01/18 18:00
- 更新日時
- 2019/03/05 10:00
- 管理番号
- 中央-2019010901
- 質問
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解決
下関戦争の資料、特に前田砲台上陸についての資料はありますか。
- 回答
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以下のような資料があります。
①『下関市史 藩制-市制施行』
②『図説下関の歴史』
③『甦る幕末』
④『郷土』4・7・49号
⑤『馬関戦争』
⑥『資料幕末馬関戦争』
⑦『海外から見た幕末長州藩』
⑧『郷土』3号
⑨『史跡長州藩下関前田台場跡保存管理計画』
⑩『幕末長州藩の攘夷戦争』
- 回答プロセス
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下関の資料を希望でしたので、まず回答の①②を確認しました。②により「馬関戦争」とも言うことを確認しました。
「下関戦争」「馬関戦争」をキーワードにして検索をしました。
ヒットしたものの中から、郷土資料を確認し回答の③から⑦を提供しました。
『郷土4』は「攘夷戦特集」として刊行され口絵に砲台等の写真が掲載されています。
特に関係している論文として、参考資料欄の備考に挙げた論文を紹介しました。
次に「前田砲台」をキーワードとして検索しました。
ヒット数が少なく、簡単検索で「前田 砲台」で検索をし、⑧⑨を見ました。
⑧は下関戦争後の長州藩の砲台場測量について、⑨は主に史跡としての保存についての内容ですが、紹介資料に挙げました。
「連合艦隊」をキーワードに検索すると多数の資料がヒットします。
その中で下関出身の古川薫∥著「幕末長州藩の攘夷戦争」を提供しました。
- 事前調査事項
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北海道在住の方からのお問い合わせでした。地元の図書館でも資料を見ているとのことで、下関ならではの資料を希望でした。
- NDC
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- 歴史 (2 8版)
- 参考資料
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- 『下関市史 藩制-市制施行』(下関市市史編修委員会∥編、下関市、2019.3 ) (第十章幕末期p889~ p974に藩の動向、四国連合艦隊の来襲等について時系列で記載。)
- 『図説下関の歴史』(清永唯夫∥監修、郷土出版社、2005.12 ) , ISBN 4-87663-807-1 (カラー口絵p11「パリから帰った長州青銅砲」の写真、p134.135四国連合艦隊の来襲についての記事および写真)
- 『甦る幕末』(後藤和雄∥取材、朝日新聞社、1986) (写真集、p134-p142に砲台や四国連合艦隊の写真が掲載)
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『郷土4』(下関郷土史会∥編、下関郷土史会、1962.6)
(口絵に写真
p1「外国側記録による砲撃事件」
p6「連合艦隊側から見た下関戦争」
付録「馬関攘夷従軍筆記」) -
『郷土7』(下関郷土史会∥編、下関郷土史会、1964)
(p64「騎兵隊成立前後」
付録「元治甲子前田壇浦始め各台場手配の事」「米英仏蘭連合艦隊下関砲撃に関する敵側の戦闘記事」) -
『郷土49』(下関郷土史会∥編、下関郷土史会、2006.3)
(p32「元治元年の下関戦争における主要砲台と備砲に関する欧米資料」
砲台の図・写真あり。) - 『馬関戦争』(馬関戦争慰霊祭委員会∥編、下関 田上茂明、出版年不明 ) (馬関会戦記(明治24年10月14日出版東方協会報告第5抄出)、聞き書「外艦撃攘当時のこと」)
- 『資料幕末馬関戦争』(下関市文書館∥編、三一書房、1971.3) (Ⅰ日記 Ⅱ記録 Ⅲ名鑑の3部構成。『馬関戦争』の記事も収録されている。当レファレンスにおいては、Ⅱ記録のうち、p186からの敵側の戦闘記事・英米仏蘭戦争始末書を紹介した。)
- 『海外から見た幕末長州藩』(田口由香∥著、萩ものがたり、2018.10) , ISBN 978-4-908242-12-0 (イギリスの史料を活用して、イギリスから下関戦争を考察したもの。)
- 『郷土3』(下関郷土史会∥編、下関郷土史会、1961.7) (p88「長府藩の沿海および砲台場測量」下関戦争後のことだが、前田砲台についての論文なので紹介した。)
- 『史跡長州藩下関前田台場跡保存管理計画』(下関市教育委員会∥編、下関市教育委員会、2016.3) (p49幕末台場等施設一覧、p50前田台場跡関連年表、p51・52連合艦隊上陸の図など。)
- 『幕末長州藩の攘夷戦争』(古川薫∥著、中央公論社、1996.1) , ISBN 4-12-101285-2 (p85第4章「四国連合艦隊の下関襲撃」)
- キーワード
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- 下関戦争
- 馬関戦争
- 前田砲台
- 四国連合艦隊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250331