レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/03/21
- 登録日時
- 2020/04/02 00:30
- 更新日時
- 2021/03/02 00:30
- 管理番号
- 6000018822
- 質問
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解決
満洲国時代の哈爾賓の博物館について書かれた文献を探している。
- 回答
-
以下の資料を案内。
●当館所蔵資料より
(1)『藤山一雄の博物館芸術:満洲国国立中央博物館副館長の夢』
犬塚康博/著 共同文化社 2016.4
→哈爾濱博物館についての記述(p29)と博物館の写真(p30)あり。
(2)『満州案内図等:都市要覧 』の1枚
→『哈爾濱』 康徳2年発行の都市要覧に博物館の項目あり。
(3)『満州関係等資料』 の1枚
→『大哈爾濱案内図』満州廣告社 昭和10年発行の地図に博物館の項目あり。
(4)『中国博物館総覧 上巻』黎先耀/著 「中国博物館総覧」刊行委員会 1990
→「黒竜江省博物館」(p123)に、「九一八事変」の後に同館は「新京大陸科学院ハルビン分院博物館」と改名されたとあり、外観写真もある。
●「国立国会図書館デジタルコレクション」より
(1)『満洲の文化』春山行夫 著 大阪屋号書店 昭和18(インターネット公開資料)
→大陸科学院 哈爾濱分院(p69-71)、哈爾濱博物館(p181-187)について記述あり。
(2)『偕行社記事. (742)』偕行社編纂部 [編] 偕行社編纂部1936-07(図書館送信参加館内で閲覧可能資料)
→「各地通信 滿洲だより ハルピン博物館を訪ふ」(p201~202)がある。
●国立国会図書館サーチより
『満州建国十年史(明治百年叢書)』 満洲帝国政府/編 原書房 1969
→目次情報に「第四部 第四章 第一節 3哈爾濱博物館 八六三」とあるが、当館では所蔵がなく、内容の確認はできなかった。
●調査に使用した資料等
(1)『博物館学文献目録:全国大学博物館学講座協議会50周年記念:内容分類編』
全国大学博物館学講座協議会50周年記念・博物館学文献目録編纂委員会/編
全国大学博物館学講座協議会 2007.5 R069/ハ/2 0117442640 (館内閲覧資料)
→こちらの資料については、2018年にも発行されているが、当館の所蔵はなし。
(2)『二〇世紀満洲歴史事典』
貴志俊彦/編 松重 充浩/編 松村 史紀/編 吉川弘文館 2012.12
R292.2/ニ/ 0119150217(館内閲覧資料)
(3)黒竜江省博物館ホームページ
URL:www.hlmuseum.com/system/201510/102323.html
→「歴史沿革」のページより、満州国の時代(1932~1945年)に施設名が改称されたことが確認できる。
(4)国立国会図書館各種データベース
(5)Cinii (日本の論文をさがす・大学図書館の本をさがす・日本の博士論文をさがす)
(6)GoogleScholar URL:https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja
(7)J-STAGE URL: https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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満洲の観光案内やパンフレットなどを見ると、奉天や哈爾賓において博物館が観光資源として旅行者の訪問地となっていたことが分かる。
『満洲帝国国立中央博物館論叢』(滿洲帝國國立中央博物館、1939-1944)は新京本館と奉天分館が中心であり、大出尚子『「満洲国」博物館事業の研究 』(汲古書院 、2014.1)も満洲国博物館事業と言いながら、対象は国立中央博物館がメインとなっている。
- NDC
- 参考資料
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- 藤山一雄の博物館芸術犬塚 康博/著共同文化社 (p29、30)
- 満州案内図等不明不明
- 満州関係等資料
- 中国博物館総覧上巻黎 先耀/著「中国博物館総覧」刊行委員会 (p123)
- 博物館学文献目録内容分類編全国大学博物館学講座協議会50周年記念・博物館学文献目録編纂委員会/編全国大学博物館学講座協議会
- 二〇世紀満洲歴史事典貴志 俊彦/編吉川弘文館
- キーワード
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- 満州(マンシュウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280110