レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190223
- 登録日時
- 2019/08/20 00:30
- 更新日時
- 2019/08/20 00:30
- 管理番号
- 1003505
- 質問
-
解決
昭和31年ごろのバスの運賃(安慶名から糸満近辺まで)について知りたい。
- 回答
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池原(安慶名)~糸満間の1951(昭和31)年ごろのバス料金について、以下の資料より53B円程度ではないかと考えられる。また、この2地点を直接結ぶ路線は当時存在しない。
①
『沖縄バス株式会社30周年記念誌 あゆみ』(沖縄バス [1981])
p9に「当時のバス運賃」(昭和25年)の項目があり、その中で「那覇~屋ケ名間 25B円(約64日円) 那覇~糸満間 28B円(約70日円)」と記載されている。
p41に「運行系統表(創立一年後)昭和26年3月31日現在」の表があり、以下ように記載されている。
4 与勝線 起点:那覇 首里~普天間~コザ~安ゲ名~南風原~平安名 終点:屋ケ名
9 島尻一周線 起点:那覇 首里~糸満~米須~具志頭~百名~知念~佐敷 終点:那覇
14 金武湾線 起点:那覇 首里~普天間~胡屋~コザ~安ゲ名 終点:金武湾
18 宜野湾線 起点:那覇 国場~与那原~コザ~安ゲ名~石川 終点:宜野座
②
『沖縄自動車ものがたり』(「沖縄自動車ものがたり」刊行委員会、沖縄トヨタ自動車、
2002)
p40-45に戦後のバスについての沿革が記載されており、p41の関連年表に「1950年3月、公営バス廃止。民営バスへ引継がれる。」と記載されている。
③
『沖縄事始め・世相史事典』(山城 善三/編著,佐久田 繁/編著 2013.4)
p622に「バス民営に。那覇-名護間三十八円」の見出しがあり、その中で「市外線を受け持った沖縄バスの当時の運賃は那覇-名護(西回り)三十八B円(九八日円換算)、那覇-読谷二十二B円(五五円)、那覇-石川二十四B円(六一円)、那覇-糸満十B円(二四円)、那覇-佐敷十二B円(三一円)、本部一周(名ゴ基点)二十八B円(七〇円)、島尻一周三十八B円(九八円)。」と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 沖縄バス株式会社30周年記念誌 (p9、p41)
- バス・タクシー・ハイヤー運賃及び粁程表 (p40-45)
- 沖縄事始め・世相史事典 , ISBN 4-284-50319-8 (p622)
- キーワード
-
- バス
- 運賃
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000260319