お尋ねの内容については、主に「太閤記」などに見られます。それより詳しい資料、三重県特有の資料はあまり見つかりませんでしたが、合わせて以下にご紹介いたします。
・『長嶋略記』(複写本) *成立年等不明・原本は桑名市の「輪中の郷」蔵
8丁裏~9丁表 (滝川一益と柴田勝家の謀略から降伏まで5行程度の記述)
・『長島町誌 上巻』伊藤 重信/著 長島町教育委員会 1974
p90 滝川一益 (上記『長嶋略記』を口語訳したような内容・8行程度)
・『長島風土記』金森 勝/著 私家版 2000
p456-457 第六章 滝川一益 (秀吉と一益との攻防の様子・20行程度)
・『戦国合戦大事典 4』戦国合戦史研究会/編 新人物往来社 1989
p368-370 長島城の戦い〔第二次〕 *天正十一年二月の長島城における攻防の模様
・『改定史籍集覧 第6冊』近藤 瓶城/編,近藤 圭造/改定版編輯兼校訂 臨川書店 1990
太閤記 巻五
p101「(前略)因之勝家與瀧川左近将監一益縁者の事なれば、相義し請けるハ(後略)」 *挙兵
p112「(前略)此旨瀧川聞及、佐治には方便て退候へと密通しけれハ、即降人になり城を渡し、長島へ退にけり(後略)」 *降伏
・『改定史籍集覧 第19冊』近藤 瓶城/編,近藤 圭造/改定版編輯兼校訂 臨川書店 1990
川角太閤記 巻二、巻三
p43-44「一 柴田殿宿にての工夫仕出…(中略)瀧川左近被申出候(後略)」 *挙兵
p71「一 常眞もとても成ましき物をと…(中略)瀧川左近もかにゑの城を相渡し(後略)」 *降伏
なお、太閤記については古いものも所蔵しておりますが、上記のものなど刊本でご覧いただけるものも多いため、今回の回答では省略しました。