(図書)
都立DBを<恐怖>、<不安>等のキーワードで検索しヒットした資料、および分類番号493.7(精神医学)の開架書架の「機能的神経疾患、神経症」の資料にあたり調査した結果、以下の資料を紹介した。
資料1:p.98-106の「第6章 恐怖性障害:社会及び疾病恐怖」中の「社会恐怖」の項に社会恐怖のため嘔吐する事例の記述があり、特にp.100-102には“嘔吐恐怖”の症例がある。
資料2:p.48-49の「B群:これまで対人恐怖とは診断されなかった社会恐怖」の項に“嘔吐恐怖”の症例がある。
また、p.47の表2-3「不安の身体的表出」による分類の中に、“嘔吐恐怖”がある。
資料3:p.109-114の「特定の恐怖症」の項のp.110に“表1 特定の恐怖症の診断基準”のその他の型の例として嘔吐があり、p.114にも数行だが簡単な記述がある。
資料4:「第10章 対人恐怖(社会恐怖)」のp.133-134「はじめに」に“嘔吐の恐怖”についての記述がある。
(雑誌)
国立国会図書館雑誌記事索引(現・国立国会図書館オンライン雑誌記事検索)で<嘔吐恐怖>等のキーワードで検索して資料にあたり調査した結果、以下の資料を紹介した。
資料5:『現代のエスプリ ; 社会不安障害』 480号 2007年7月 至文堂
「精神科・心療内科クリニックにみられる社会不安障害」のp.90に「症例(17):18歳男性 高校三年生」に“胃部不快感や嘔気”という記述がある。
巻末資料2「不安障害」のp.194「パニック発作」の項に“嘔気または腹部の不快感”という記述がある。
同じ巻末資料2のp.192-193「特定の恐怖症(以前は単一恐怖)」の項の「その他の型」に“嘔吐”の記述がある。
資料6:『心身医学』31巻6号通巻187号 1991.8 日本心身医学会
p.458-465の「摂食異常を主訴とする男子症例の臨床的研究」のp.463に「嘔吐恐怖例」の記述がある。
資料7:『心身医学』 45巻11号通巻316号 2005年11月 日本心身医学会
p.874-879に「『行動制限を用いた認知行動療法』が有効であった、経口摂取ができず著明なやせをきたした嘔吐恐怖の1例」という論文が掲載されている。