下記資料に経歴等の掲載がありました。
1.『福島民権家列伝』 高橋哲夫/著 福島民報社 1967 ※国立国会図書館デジタルコレクション 参加館限定送信
p357-359 「遊説 啓発にあたった羽根田永清」あり。
「本県自由民権運動創設期からの活動家」「巡回員(オルグ)に推され、県下を遊説して大いに自由民権思想の啓発にあたっていた」とありますので、ただの参加者というよりは活発に活動していた人物のようです。また逮捕と死亡の経緯をまとめると以下のようです。
明治16年2月に官吏侮辱罪で逮捕、福島警察署に拘置され、拷問をうける。同4月には三島県令を侮辱したとして、福島監獄に投獄され、急性腎臓炎で獄舎で死亡。相馬中村神社に碑がある。
2.『福島県史 22 人物』 福島県 1972
p395 羽根田永晴(天保11年2月12日ー明治16年11月7日) あり。経歴等あり。
生没年や経歴等から晴が誤植で永清のことと思われます。
3.『郷土研究岩磐史談 第3巻』 歴史春秋社 1983 ※原本は1938年の発行
p316-319 「碑石めぐり 8 相馬地方」 馬陵城址(其2) に相馬中村神社にある「羽根田永清君碑」の碑文と読下しあり。内容は本人の経歴に父親や子どもの経歴等を加えたもののようです。