1.大沼宏平について関連記述があった資料
(1)『会津人物文献目録』野口信一/編纂 歴史春秋社 1980
p66に「大沼宏平」の項目があり、生没年、職業、別名、続柄と関連文献の記載があります。
(2)『福島県史 第22巻 人物』福島県 1972
p117に「大沼宏平」の項目があり、生没年、出生地、死亡地、伝記・参考文献と略歴の記載があります。
(3)『会津生物研究資料集 1』会津生物同好会/編・発行 1968
p1-p3「大沼宏平氏伝」(馬場篤/著)に、大沼氏の生い立ち、人となり、研究業績が紹介されています。参考文献として次に紹介する『植物採集行』、質問文の中にも記載があった『大沼宏平先生略伝』(村松七郎/編)が挙げられていました。
なお『大沼宏平先生略伝』については、当館および他館(国立国会図書館・都道府県立図書館・福島の市町村立図書館)全てにおいて所蔵が確認できませんでした。
(4)『植物採集行』末松直次/著 西ヶ原刊行会 1931
「この小著を大沼宏平翁の墓前に捧げる」との献辞があり、序文においても大沼氏の紹介と彼の死を悼む文章が書かれています。
また、収録されている植物採集行のうちp20-p25「三、セキ(月へんに昔)葉會白馬行」p26-p31「四、セキ葉會榛名行」p32-p37「五、セキ葉會大山登山」に大沼氏が登場し、写真も掲載されています。
(5)『福島県植物誌』福島県植物誌編さん委員会/編・発行 1987
p3-4「福島県植物研究史 明治以後」に大沼氏の業績が紹介されています。
「郷里福島県の植物については特に研究しなかった」ともあります。
(6)『近代日本生物学者小伝』平河出版社 1988
p72-p73「植物病理学を最初に講義したアールブルク」に、東京医学校で教鞭を執ったヘルマン・アールブルクから大きな影響を受けた人物として大沼氏の簡単な紹介があります。