次の資料に書物の情報を確認しました。
・『栃木県の教育史』(入江宏/著 思文閣出版 1986)
p91-104 「第二章 近世の教育 第二節 農民教化の展開」に「間引きと子育て仕法」の項があります。下野にまつわる子間引きについて、当時の農民の子育て観とともに解説されており、子間引きを禁制するための下野諸藩民生担当者の施策や、教訓書、那須郡馬頭村有志によって結成された子育方社中の「子育規矩書」について解説されています。
・『全国の伝承江戸時代人づくり風土記 聞き書きによる知恵シリーズ 9(栃木)』(加藤秀俊/〔ほか〕編纂 農山漁村文化協会 1989)
p262-264「第四章 子育てと家庭経営の知恵 第7節 小貫万右衛門―『農家捷径抄』で説く家庭教育(芳賀)」に「子どもの躾」の項があります。文化五年(1808)、小貫村(今の茂木町小貫)の名主 小貫万右衛門が書いた『農家捷径抄』にある、子どもの躾に関する箇所が引用されています。
・『下野人の願い』(松浦一行/著 下野新聞社 1982)
p.10-61「(一)成長への願い」の項があります。
書物の情報はありませんが、子どもに関する年中行事の解説と、子育てに対する願いや言い伝えにまつわる記述があります。