レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月08日
- 登録日時
- 2022/10/08 14:43
- 更新日時
- 2022/11/02 15:58
- 管理番号
- 大宮-1-00092
- 質問
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解決
大宮駅前のりそな銀行のある辺りに「大宮製油工場」があった。その工場の昭和30年代の写真が欲しい。
- 回答
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「大宮製油合名会社」(大宮区大門町)のことだと思われる。
国立国会図書館デジタルコレクション『大宮写真帖(大正6年)』https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/905992(2022.10.8最終確認)の24コマには、大宮製油合名会社の逸見製油工場(大宮区大門町)の写真がある。
また、同デジタルコレクション『大宮案内(1910年)』https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/763675(2022.10.8最終確認)の45コマ、『大宮案内(1914年)』https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/948005(2022.10.8最終確認)の59コマに、広告として逸見製油工場の写真がある。
地域資料『散歩の達人 2010年2月号』の記事p88に「大宮製油」特集がある。逸見社長の子供時代(昭和30年代)の写真の背景に作業所の棟が写っている。
- 回答プロセス
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1.地域資料コーナーにて昔の大宮にふれた写真集などをブラウジングする一方、【大宮製油】のワードでさいたま市立図書館の所蔵検索、埼玉県立図書館、国立国会図書館などの横断検索を行った。「彩の国デジタルアーカイブ」や市内の工業史などの資料を見るも記載なし。
2.インターネット検索したところ、歴史散歩のブログに戦前の「大宮製油」の写真を発見した。元の写真が国立国会図書館デジタルコレクション掲載(著作権終了)とのことで、改めてデジタルコレクションを検索し、『大宮案内(1910年)』、『大宮案内(1914年)』に写真を発見した。
3.書架ブラウジングにて『散歩の達人 2010年2月号』に掲載された昭和30年代の大宮製油の写真を発見した。
4.地域資料『市勢要覧 大宮 1969年版』(大宮市総務部庶務課統計係/編 大宮市役所 1969年)に大宮駅遠景の俯瞰写真があり、5ミリほどのサイズで大宮製油と思しき建物が見られた。
5.現在の大宮製油合名会社の写真が『埼玉モダンたてものきまぐれ散歩』(株式会社コア/編 埼玉県県民生活部文化振興課 2013年)に掲載されている。
『埼玉モダンたてものきまぐれ散歩』公式ホームページでも閲覧可能。http://tatemono.art-saitama.jp/archives/1346(2022.10.8最終確認)
※『大宮案内』(熊谷利三郎/著 実業新聞社 1910年)の現物資料は、県内1館(川越市中央図書館:禁帯出)所蔵。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 大宮製油
- さいたま市大宮区
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000322405