レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/08/11
- 登録日時
- 2021/09/25 00:30
- 更新日時
- 2021/10/24 13:23
- 管理番号
- 6000060361
- 質問
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解決
戦国時代の大阪湾について、海岸線がどうなっていたのかが分かる地図を見たい。
埋め立てなどで現在とはきっと大きく違っていると思う。
当時の地図をたよりに歴史散歩がしたい
- 回答
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・『新修大阪市史』第10巻付録 歴史地図 図3「大阪の古代・中世」
古代・中世の武庫海・難波海、河川の海岸線が分かり、現在の大阪湾の地形も透けて見える。
・『大阪府史』第4巻 付図 「室町戦国期 古城址・古戦場図」
大阪府域について、現在の地図の上に戦国期の海岸線が示されている。
・『新修大阪市史』第2巻 第5章「戦国・安土時代の大阪」
p572図34「応仁の乱ごろの大阪」、p603図36「大物崩れ合戦」、p656図42「石山合戦関係図」などに大阪湾周辺の略図が載っているが、現代との違いが分からない。
・『図説戦国合戦地図集』(学研)2008
戦国時代の合戦の地理について詳しいが略図。現代のどこに当たるかは正確には分からない。大阪の合戦も記載あり。
以上4冊を中心に紹介し、『大阪府史』第4巻以外の3冊を借りられた。
後日、貸出中で当時確認できなかった資料の内容を確認。参考になりそうなものは以下の通り。
・『古地図や写真で楽しむ大阪歴史トラベル』(JTBパブリッシング)2019
p11 「16世紀の大坂」の復元図が引用掲載されてりよういる。現地に行きQRコードでオンライン接続することで、現在地が復元図のどこに当たるか分かると記載あり。
- 回答プロセス
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「大阪(大坂)」「古地図」「中世」「安土桃山時代」「港湾」などのキーワードで蔵書検索し、また、大阪の歴史に関する分類(216.3)の棚当たりをし、現物確認をした。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『新修大阪市史第10巻』新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市 (歴史地図3)
- 『大阪府史第4巻』大阪府史編集専門委員会/編集 大阪府 (付図)
- 『新修大阪市史第2巻』新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市
- 『図説戦国合戦地図集』 学研
- 『古地図や写真で楽しむ大阪歴史トラベル』 JTBパブリッシング (P11)
- キーワード
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- 大阪府(オオサカフ)
- 古地図(コチズ)
- 港湾(コウワン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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・『大阪と海』河内厚郎/編(東方出版)1997 p103~ 「難波から大坂(大阪)へ」に文章のみであるが、戦国時代の大阪の港湾・港町について記載あり。
・『大阪「高低差」地形散歩 広域編』新之介/著(洋泉社)2017 1-2「中世から近代の高低差」に、大阪湾ではないが、中世時代の地形について記載あり。
・『大阪「高低差」地形散歩』新之介/著(洋泉社)2016 2章「古代の海岸線を辿る」中世だけではないが、古代から現代にかけての地形・海岸線の変化についての文章がある。地図はなし。
・『大阪府の歴史』藤本篤/著(山川出版社)1982 p191「大和川つけかえ地図」江戸時代に入ってからの一部の海岸線だが、現在の地形と比較ができる。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000305039