レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年08月04日
- 登録日時
- 2014/01/30 13:39
- 更新日時
- 2014/05/16 14:52
- 管理番号
- 埼久-2013-106
- 質問
-
解決
都道府県別または地域別の「里山率」を示すデータはあるか知りたい。
- 回答
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環境省による里山の定義は「集落を取り巻く二次林と人工林、農地、ため池、草原などで構成される地域概念」であった。
「里山率」という言葉は見あたらなかったが、環境省が実施している「自然環境保全基礎調査-植生調査」等で、農地、植林地、二次林など植生区分別の比率データを把握することができる。
下記の図書に該当調査結果等が記載されており、これを提供した。
ただし、いずれもデータは「第5回自然環境保全基礎調査(2001年)」(環境省)によるもので、それ以降の調査が掲載されている資料は見あたらなかった。
『生物多様性国家戦略2010』(環境省編 ビオシティ 2010)
p47「全国植生自然度別の現況図」あり。10段階の植生自然度別(市街地、農耕地、二次草原、植林地、二次林、自然林など)※データの元は「第5回自然環境保全基礎調査(2001年)」
『日本の植生 第5回自然環境保全基礎調査植生調査報告書(全国版)2』(環境省自然環境局編 自然環境研究センター 2004)
p43-「植生の現況及び推移」「植生の改変状況」「代表的な植生の現況と改変状況」の章に、全国、都道府県別の統計あり。調査結果は第5回調査(平成6-10年度)まであり。
p56 「図Ⅱ.1.11 都道府県別植生自然度8・7・6・5・4・2(二次的な植生)出現頻度の構成比」あり。
『環境統計集 平成24年度』(環境省総合環境政策局環境計画課編刊 2012)
p274「7.5 地域別に見る植生自然度の構成比」(平成11年3月現在)の表あり。出典は「第5回自然環境保基本調査「植生調査」」
『理科年表 環境編 第2版』(国立天文台編 丸善株式会社 2006)
p229「日本の各森林タイプの分布」県で色分け 出典 環境省「新生物多様性国家戦略資料集(2001)」
p231「図 里地里山の分布(2次メッシュ)」 里地里山のメッシュは全国の43%に相当する(出典:環境省『第5回自然環境保基本調査「植生調査」』)
「自然環境保全基礎調査(環境省)」を閲覧できるサイト
《生物多様性情報システム》(http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html 環境省)
「自然環境調査」>「基礎調査」>「自然環境保全基礎調査」http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f_vg.html
「第5回基礎調査植生調査報告書植生メッシュデータとりまとめ全国版」※H6~10年調査
http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f_vg.html
- 回答プロセス
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1 図書
『生物多様性国家戦略2010』(環境省編 ビオシティ 2010)
p299 用語集〈里地里山〉あり。「集落を取り巻く二次林と人工林、農地、ため池、草原などで構成される地域概念」とあり。
p47「全国植生自然度別の現況図」あり。10段階の植生自然度別(市街地、農耕地、二次草原、植林地、二次林、自然林など)※データの元は「第5回自然環境保全基礎調査(2001年)」
p66「国土の特性に応じたグランドデザイン」の章の中に、「里地里山・田園地域」の現状について解説あり。
『日本の植生 第5回自然環境保全基礎調査植生調査報告書(全国版)2』(環境省自然環境局編 自然環境研究センター 2004)
p43-「植生の現況及び推移」「植生の改変状況」「代表的な植生の現況と改変状況」の章に、全国、都道府県別の統計あり。調査結果は第5回調査(平成6-10年度)まであり。
p56 「図Ⅱ.1.11 都道府県別植生自然度8・7・6・5・4・2(二次的な植生)出現頻度の構成比」あり。
『環境統計集 平成24年度』(環境省総合環境政策局環境計画課編刊 2012)
p274「7.5 地域別に見る植生自然度の構成比」(平成11年3月現在)の表あり。出典は「第5回自然環境保基本調査「植生調査」」
『理科年表 環境編 第2版』(国立天文台編 丸善株式会社 2006)
p229「日本の各森林タイプの分布」県で色分け 出典 環境省「新生物多様性国家戦略資料集(2001)」
p231「図 里地里山の分布(2次メッシュ)」 里地里山のメッシュは全国の43%に相当する(出典:環境省『第5回自然環境保基本調査「植生調査」』)
2 インターネット情報(いずれのサイトも2013/8/4最終確認)
(1)「自然環境保全基礎調査(環境省)」を閲覧できるサイト
《生物多様性情報システム》(http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html 環境省)
「自然環境調査」>「基礎調査」>「自然環境保全基礎調査」http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f_vg.html
「第5回基礎調査植生調査報告書植生メッシュデータとりまとめ全国版」※H6~10年調査
http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f_vg.html
1で紹介した図書『日本の植生 2』の同内容のウェブ版である。
なお、「第6回調査平成11~16年度、第7回調査平成17年度」については、同頁から「第6回・第7回自然環境保全基礎調査植生調査情報提供ホームページ」(http://www.vegetation.jp/zu/ 環境省 自然環境局 生物多様性センター 調査科)へリンクが貼ってあるが、当館では植生図をダウンロードして見ることができなかった。
(2)里地、里山に関する参考サイト
《自然環境局 里地里山の保全・活用》(http://www.env.go.jp/nature/satoyama/top.html 環境省)
里地里山とは、の項に「里地里山とは、原生的な自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く二次林、それらと混在する農地、ため池、草原などで構成される地域です。」の記述あり。
里地里山保全・活用検討会議 http://www.env.go.jp/nature/satoyama/conf_pu.html
H21.12.2 平成21年度第1回検討会議資料 資料3 里地里山の現状と課題について
http://www.env.go.jp/nature/satoyama/conf_pu/21_01/shiryo3.pdf
p2 里地里山メッシュは、日本の国土面積の約4割(39.4%)で全国に広く分布、の表あり
H21.3.4 平成20年度第3回検討会議資料 資料2 全国の里地里山の現状分析
http://www.env.go.jp/nature/satoyama/conf_pu/03/mat02.pdf
p1- 全国の里地里山の現状分析の資料がある
p5 表2-3 里地里山メッシュの都道府県別の類型別メッシュ数
- 事前調査事項
- NDC
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- 環境工学.公害 (519 9版)
- 植物地理.植物誌 (472 9版)
- 参考資料
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- 『生物多様性国家戦略2010』(環境省編 ビオシティ 2010) , ISBN 978-4-903486-60-4
- 『日本の植生 第5回自然環境保全基礎調査植生調査報告書(全国版)2』(環境省自然環境局編 自然環境研究センター 2004) , ISBN 4-915959-78-3
- 『環境統計集 平成24年度』(環境省総合環境政策局環境計画課編刊 2012)
- 『理科年表 環境編 第2版』(国立天文台編 丸善株式会社 2006) , ISBN 4-621-07641-8
- キーワード
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- 里山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000148663