レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年10月08日
- 登録日時
- 2011/10/12 14:37
- 更新日時
- 2011/12/27 12:28
- 管理番号
- 新県図-01184
- 質問
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解決
長岡市の「大坂屋」について、『長岡市史』に記述があるか確認してほしい。(楽山亭のホームページ[http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/miru/kouen/rakuzan.html]に記述が若干ある)
- 回答
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与板(現:長岡市)の大坂屋が暖簾分けした長岡の大坂屋ですが、『長岡市史 通史編』上(長岡市 1996 当館請求記号N2*22/N18/T-1)を確認したところ、同じ屋号の家が3つあり、それぞれ職種が違っておりました。
まず、p418の表「近村の人々の買物帳にみる長岡の店」中に、紙を扱う店として「大坂屋」(裏一の町)」があります。残りの2軒は、p424の表「享和元年の長岡町の酒造業」27軒中にあり、次のように載っています。
[住居/酒造主/造米石高の順]
飴屋町/善左衛門/15
神田一ノ町/兵右衛門/10
与板の大坂屋三輪家は酒造業で知られており、おそらくは上記の2つの酒造業のうち、どちらかの家の暖簾を分けてもらったと思われます。
なお、同書p425には次のような記述もあります。
「同一ノ町の代七は、天保五年に同町の大坂屋元右衛門から、大坂屋の酒看板と道具・家・土蔵等一式を譲り受けた。ところが、わずか三年後には代金一六〇両で絹屋五郎右衛門に売っている。この時期は、文政の大地震と天保の飢きんなどで、酒の値段が高くなり、酒造業の利潤が大きい反面、商売の上手・下手で浮沈も激しかった。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 長岡市の大坂屋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000092192