レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003年03月
- 登録日時
- 2005/12/09 08:20
- 更新日時
- 2006/02/05 10:07
- 管理番号
- 県立長野-03-012
- 質問
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解決
テレビのニュースで善光寺三門の修復について流れていたが、三門ではなく山門ではないのか
- 回答
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『日本大百科全書 10』(相賀徹夫編・著 小学館 1986)〔031-216-10〕478p「山門」の項に、“禅宗寺院の七堂伽藍の一つで、寺院の正式な入口。古くは寺の南と東西に面して三つ、あるいは参道に沿って三つ設けられたところから三門と書かれた。また一つの門でも、空、無相、無作の三解脱門の意味で三門とされた。三門が山門と書かれるのは、寺の多くが山に建立されたことによる。一般に二階造りの楼門で、入口の左右に金剛力士の像、あるいは四天王像を祀り、楼上には十六羅漢像を祀る。なお、山門は寺院の総称ともなり、天台宗では園城寺流を寺門(派)と呼ぶのに対し延暦寺流を山門(派)という”とある。
『長野県の国宝・重要文化財 建造物編』(長野県教育委員会編 郷土出版社 1987)〔N521-101〕91pには「善光寺三門(山門)」、『長野県百科事典 補訂版』(信濃毎日新聞社1981)〔N030-2a〕「善光寺」の説明文の中では「山門」と表記されている。
- 回答プロセス
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① 『日本大百科全書 10』(前掲)で “山門”の項をみる。回答の記載がある。
② 『長野県百科事典 補訂版』(前掲)「善光寺」の項には山門と表記され、この門は1965年に重要文化財に指定されたという記述がある。
③ 『長野県の国宝・重要文化財』(前掲)を見て、回答の記述を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本の建築 (521)
- 参考資料
- キーワード
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- 三門
- 山門
- 善光寺
- 長野県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『なんでもきいてみよう』(県立長野図書館 平成15 第35集)収録レファレンス
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000025577