レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/18 02:00
- 更新日時
- 2010/12/20 09:49
- 管理番号
- 2010-118
- 質問
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1935年(昭和10年)に日本の経済使節団がブラジルを訪問し、翌年にはブラジルの経済使節団が来日したそうですが、それらの記録はありますか。
- 回答
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外務省記録「本邦人ノ海外視察旅行関係雑件(中国及満州国ヲ除ク) 視察団ノ部 訪伯経済使節団関係」および「外国人渡来関係雑件 視察団ノ部 伯国経済使節団関係」(伯国=ブラジル)があります。また、『日本外交文書』(昭和期II第二部第四巻・第五巻)にも関係文書が採録されています。
1935年ブラジルに派遣された日本の経済使節団は、川崎造船社長の平生釟三郎(ひらお・はちさぶろう)を団長とし、両国の親善や経済関係の促進を目的とするものでした。使節団はブラジル各所を視察して現地での交流に努めるとともに、両国貿易均衡のためのブラジルからの綿輸入措置などについて同国外務省と協議し、通商に関する各種勧告、決議、宣言を採択して帰国しました。平生はこの経験に基づき、帰国後の1935年12月5日、昭和天皇に日伯貿易に関する御進講を行っています。また翌1936年(昭和11年)には、訪伯使節団への答礼としてブラジルからも使節団が来日し、巡遊した日本各地で歓迎を受けました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦前期
- 1930年代(昭和5年~14年頃)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075522