レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/03/11
- 登録日時
- 2009/05/13 02:11
- 更新日時
- 2009/05/13 02:11
- 管理番号
- r085
- 質問
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解決
中国の広東に日本人が贈呈した「孫文の記念碑」があるらしい。誰が贈ったものなのかを知りたい。
- 回答
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『中国の歴史散歩 4』(山口修/編 鈴木啓造/編 山川出版社 1997)の広東省の部分を確認したところ、“黄埔軍官学校旧址”の項(p51)に、
「校内の丘の上には、1928年に建てられた孫総理記念碑がある。碑上の孫文の銅像は彼の革命運動を援助した日本人梅屋庄吉(1868~1934)が寄贈したものである。」
との記述がありました。
また、『梅屋庄吉と孫文」(読売新聞西部本社/編 海鳥社 2002)p92には
「庄吉は孫文の死後、その思想と偉業を後生に伝えようと、私財を投じて孫文像4基を制作、中国に贈った。当初は7基を作る予定だったが、資金難などで4基になった。(中略)現在、4基の銅像は、南京市の孫中山記念館、広州市の黄埔軍官学校跡地と中山大学、マカオの国父記念館にそれぞれ1基ずつ残っている。」とあり、
梅屋庄吉が贈った孫文像が他にも残っていることがわかりました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中国 (222 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 梅屋庄吉
- 孫文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000054769