レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年10月20日
- 登録日時
- 2017/10/27 11:06
- 更新日時
- 2017/10/27 11:06
- 管理番号
- 2017-0013
- 質問
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未解決
平安神宮の応天門に掲げてある“應天門”と書かれた扁額が載っている本を見たい。
また、それを書いた宮小路浩潮(康文)について知りたい。
- 回答
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平安神宮の応天門に掲げてある“應天門”と書かれた扁額が載っている本は見つけることができなかった。
宮小路浩潮(康文)については、『太宰府百科事典』p498~499と『大宰府の歴史7』p238~239に掲載あり(他館からの相互貸借)。
- 回答プロセス
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平安神宮の応天門に掲げてある“應天門”と書かれた扁額については、当館の資料で、210の歴史、29Xの地理、1類の神社の本、7類の芸術の本、5類の建築の本をあたるも、“應天門”と書かれた扁額が掲載されているものがない。WEB上では、京都の観光についてのHPにて“應天門”と書かれた扁額が掲載されているページは複数ある。
宮小路浩潮(康文)については、国会図書館のデジタルコレクションの中に、宮小路浩潮について書かれたものを見つける(『明治肖像録』p35)も、漢文で書かれており、提供できそうにない。当館資料に掲載されたものはない。ジャパンナレッジでの検索もヒットなし。
そこで、佐賀県立図書館にレファレンス依頼をしたところ、“應天門”と書かれた扁額が掲載されたものはなし。宮小路浩潮(康文)については、『太宰府百科事典』p498~499と『大宰府の歴史7』p238~239に掲載あり。『太宰府百科事典』p498~499によると、元々“應天門”の扁額は空海の筆によるもので、宮小路浩潮はこれを真似て書いた、との記述あり。相互貸借で借りて対応した。
宮小路浩潮の出身地である太宰府の太宰府市民図書館に問合わせをした。“應天門”と書かれた扁額が掲載されたものは無しとのこと。しかし国会デジタルコレクションの『集古十種』(扁額2巻目)に弘法大師真蹟の“應天門”の文字がある、ということを教えていただいた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000223954