レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/20
- 登録日時
- 2017/11/16 00:30
- 更新日時
- 2017/11/17 10:19
- 管理番号
- B171011162227
- 質問
-
解決
真空管電圧計の一種である、スライドバック電圧計に関する資料を紹介してください。
- 回答
-
国立国会図書館にレファレンスを依頼するにあたっての事前調査では、「スライドバック電圧計」及び「スライドバック+電圧計」というキーワードで検索したということですので、当館では「スライドバック電圧計」の上位語にあたる「真空管電圧計」などのキーワードで当館所蔵資料を調査しました。その結果、スライドバック電圧計に関する記載がある資料1から資料3が見つかりましたので、ご紹介します。
【 】内は当館請求記号です。
末尾に*が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。
末尾に**が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)国立国会図書館内限定公開資料です。
資料1
山中一郎 著. 真空管電圧計の設計. オーム社, 1964 【541.54-Y386s】*
p.61(36コマ目)に、「(d)スライドバック形」の項があります。
資料2
オーム社 編. 無線工学の基礎. 第5. オーム社, 1961 【学548.07-M9893】*
pp.98-99(57コマ目)に、「〔6〕整流電圧平衡形(スライドバック)V.V」の項があります。
資料3
ミューラー 等著 ; 岡村総吾 等訳. 電子工学実験法. オーム社, 1949 【a547-102】*
pp.157-159(92-93コマ目)に、「7・6 スライドバック電壓計」の項があります。
[その他の調査済み資料及びデータベース]
※複数の国立国会図書館内限定公開資料が「真空管電圧計」というキーワードでヒットしましたが、
スライドバック電圧計の記載は見当たりませんでした。
・守山喜代松 著. 高周波計測. 近代科学社, 1964 【548.18-M871k】**
・東京電機大学出版部 [編]. 直流回路の計算. 東京電機大学出版部, 昭和38 【541.1-To456t】**
・河野政治 著. 無線通信工学. 下巻. 森北出版, 1956 【548-Ko639m】**
・無線周波測定. 電気通信学会, 昭和15 【特245-794】**
・NDL-OPAC (https://ndlopac.ndl.go.jp/)
・国立国会図書館サーチ (http://iss.ndl.go.jp/)
・国立国会図書館デジタルコレクション (http://dl.ndl.go.jp/)
・JDreamIII [当館契約データベース]
・ジャパンナレッジLib [当館契約データベース]
・CiNii Articles (http://ci.nii.ac.jp/)
・CiNii Books (http://ci.nii.ac.jp/books/)
・J-GLOBAL (http://jglobal.jst.go.jp/)
・J-STAGE (http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja)
インターネット及びデータベースの最終アクセス日は2017年10月17日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
・『無線工学:応用編』無線従事者教育協会編,近代科学社,1960, p.96-99
真空管電圧計についての記載はありますが、スライドバック電圧計の記載はありません。
国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)や各種論文データベースで、「スライドバック電圧計」及び「スライドバック+電圧計」で検索したところ、次の文献が見つかりました。
・阿部勝美「Audio測定用スライドバック型真空管電圧計」『無線と実験』38(2),誠文堂新光社,1951.2, pp.78-81
国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)国立国会図書館内限定公開資料です。
・難波田了「RF電圧が測定できるスライドバック型電圧計--JA1ACB」『CQ ham radio』22(3)(246),CQ出版社,1967.3, pp.266-267
国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館内限定公開資料です。
・「スライドバツク型真空管電圧計の原理と作り方」『ラジオ工作』(16)(1949-11)公文館, pp.27-29
国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。
・『分析化学の進歩 第2巻』松井元興 等編,共立社,1944, pp.197-199
国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。「スライド・バック型電子線真空管電圧計」の項があります。
・山中英夫「パルスの計測技術」『計測と制御』Vol. 10 (1971) No.12, pp.868-879
pp.872-873に「2.4 スライドバック電圧計」の項があります。インターネットで本文が閲覧できます
(http://doi.org/10.11499/sicejl1962.10.868)。
J-STAGE(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/)で検索しました。
ID:201602009673052287 整理番号:69A0204159
Slideback voltmeter.
スライドバック電圧計 パルスの振幅測定
著者:EVANS J E
資料名:IBM Tech Disclosure Bull 巻:11 号:3 ページ:312-313
発行年:1968年
本文は閲覧できませんが,抄録があります。J-GLOBAL(https://jglobal.jst.go.jp/)で検索しました。
ID:201602018752862315 整理番号:66A0188432
Measurement standards for low and medium peak pulse voltages.
低位および中位のパルス電圧の波高値の測定用標準
著者:ONDREJKA A R、HUDSON P A
資料名:J Res Natl Bur Stand Sect 巻:70 号:1 ページ:13-18
発行年:1966年
インターネットで本文のPDFファイルが公開されています(http://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/jres/70C/jresv70Cn1p13_A1b.pdf)。J-GLOBALで検索しました。
『トランジスタ技術』記事リスト(CQ出版社「トランジスタ技術」ホームページ)(http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/support/toragi_list.html)
次の記事の書誌情報が掲載されています。
「1971[年]1[月] スライドバック型パルス電圧計 IC応用回路/考案と試作[第5回]久賀八州男」開始ページ:167、ページ数:5
- NDC
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- 電気回路.計測.材料 (541)
- 参考資料
- キーワード
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- スライドバック電圧計
- スライド・バック電圧計
- 真空管電圧計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000224961