レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年01月13日
- 登録日時
- 2014/01/13 20:26
- 更新日時
- 2014/01/15 16:09
- 管理番号
- 20140113-2
- 質問
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解決
節季候について知りたい。
- 回答
-
節季候 【せきぞろ】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E7%AF%80%E5%AD%A3%E5%80%99 (2014/01/13確認)
デジタル大辞泉
せき‐ぞろ【▽節季▽候】
《「節季(せっき)にて候」の意》江戸時代の門付けの一。歳末に三、四人一組でウラジロの葉をつけた笠をかぶり、赤い布で顔を覆い、四つ竹などを鳴らしながら「せきぞろ、せきぞろ」とはやして家々を回り、米銭(べいせん)を請うた。せっきぞろ。《季 冬》「―の来れば風雅も師走哉/芭蕉」
大辞林 第三版
せきぞろ【節季候】
〔「節季に候」の意〕
近世の遊芸門付(かどづけ)の一。歳末に二,三人組で「せきぞろ,せきぞろ」とはやして家々を回り,遊芸をして米・銭を請うた。せっきぞろ。 「 -や弱りて帰る籔の中 (尚白)/続猿蓑」
日本国語大辞典
せき‐ぞろ 【節季候】
【一】〔名〕
江戸時代、歳末の門付けの一種。一二月の初めから二七、八日ごろまで、羊歯(しだ)の葉を挿した笠をかぶり、赤い布で顔をおおって目だけを出し、割り竹をたたきながら二、三人で組になって町家にはいり、「ああ節季候節季候、めでたいめでたい」と唱えて囃(はや)して歩き、米銭をもらってまわったもの。せっきぞろ。《季・冬》・・・
*浄瑠璃・冥途の飛脚〔1711頃〕下「十七軒の飛脚どひ屋あるひは順礼ふる手かひ、せきぞろにばけて家々をのぞきのからくりあめうりと」
日本大百科全書(ニッポニカ)
節季候 せきぞろ
元禄(げんろく)時代(1688~1704)から盛んに行われた一種の物乞(ご)い。歳末になると男女が編笠(あみがさ)に歯朶(しだ)の葉をつけてかぶり、赤い布で顔を隠して目だけ出し、簓(ささら)をすりながらめでたい唄(うた)を口ずさみ、門付(かどづけ)をして、米や銭をもらって歩いた。・・・
国史大辞典
節季候 せきぞろ
江戸時代の門付芸人。歳末、民家を訪れて、「節季候、めでたい、めでたい」などと祝言を唱えるのでこの名がある。・・・
『人倫訓蒙図彙』七
図説江戸大道芸事典 / 宮尾与男編著 柏書房 , 2008 9784760131563
p.269 節季候 せきぞろ
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 大衆演芸 (779 9版)
- 参考資料
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- 人倫訓蒙図彙 / 朝倉治彦校注 平凡社 , 1990 (東洋文庫 ; 519) 4582805191
- 守貞謾稿 巻七
- キーワード
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- 大道芸
- 門付 かどづけ
- せっきぞろ せきぞろ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000143278