レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年07月03日
- 登録日時
- 2019/07/03 12:55
- 更新日時
- 2019/08/01 15:30
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 右中-郷土-127
- 質問
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京野菜の水菜の育て方を知りたい。
- 回答
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水菜は古くから京都を中心に栽培されてきた野菜です。
畑の畝の間に水を引いて栽培したことから水菜とよばれます。
京都を中心に栽培されてきたことから京菜ともよばれ,また,千筋菜,千本菜,柊菜などの別名があります。
栽培については,既に17世紀後半には江戸幕府の歴史書『常憲院殿御実紀』や京都の地誌『雍州府志』に記録があります。【資料11・12】
水菜は通常9月から10月頃に種まきを行います。
土壌の乾燥に留意し,肥料の管理を行い,30日から60日後には収穫期を迎えます。
詳細な栽培方法については【資料5~8】に掲載されています。
プランター,水耕など,畑以外での栽培方法については,【資料9・10】で見ることができます。
- 回答プロセス
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・水菜についての情報を調べる【資料3・5】
【資料5】栽培適正,品種,栽培の要点,栄養特性,利用法などの記述あり。
・京都市図書館が作成しているパスファインダー“【伝統野菜】に関する資料の探しかた”を参照する
https://www2.kyotocitylib.jp/?action=common_download_main&upload_id=4401
・京野菜について書かれた郷土資料にあたる【資料1・2・7】
【資料7】解説,栽培方法の記述あり。
・野菜栽培について書かれた京都市図書館所蔵資料を検索する
キーワード“野菜”“蔬菜”“栽培”【資料6・8~10】
【資料6】土づくりから収穫までカラー写真で掲載あり。
【資料8】畑の準備から収穫・利用までイラスト解説あり。
【資料9】プランターでの栽培方法についてカラー写真で掲載あり。
【資料10】水耕栽培の方法についてカラー写真で掲載あり。
キーワード“ご当地野菜”“ふるさと野菜”“地方野菜”【資料4】
・【資料2~4】の記述により【資料11・12】を確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 蔬菜園芸 (626 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『京都の伝統野菜』(田中 大三/文 誠文堂新光社 1991)p60~62“京みず菜・壬生菜”
- 【資料2】『京の伝統野菜と旬野菜 歳時記』(高嶋 四郎/編著,京の伝統野菜保存ミッション/編 トンボ出版 2003)p56~58“京菜(水菜・みずな)”
- 【資料3】『食材図典 FOOD'S FOOD 生鮮食材篇』(小学館 2003)p192“ツケナ-2”「水菜[ミズナ]」項,p236“京の伝統野菜”「水菜[みずな]」項
- 【資料4】『都道府県別地方野菜大全』(タキイ種苗株式会社出版部/編集,芦沢 正和/監修 農山漁村文化協会 2002)p194~195“みず菜・壬生菜”
- 【資料5】『野菜・山菜ハンドブック』(戸澤 英男/著 誠文堂新光社 2014)p116~117“ミズナ”
- 【資料6】『藤田智のつくって食べる旬の野菜 葉菜』(藤田 智/編著 講談社 2010)p20~21“ミズナ”
- 【資料7】『人気のふるさと野菜 育てる、食べる』(主婦の友社/編 主婦の友社 2007)p14“水菜”,p107“水菜”
- 【資料8】『はじめての野菜づくり12か月 イラストでよくわかる,定番・人気の新鮮野菜100種』(板木 利隆/著 家の光協会 2018)p122~123“ミズナ”
- 【資料9】『一年中楽しめるコンテナ野菜づくり』(金田 初代/著,金田 洋一郎/写真 西東社 2011)p101~103“キョウナ(ミズナ)”
- 【資料10】『野菜のかんたん水耕栽培 かんたん!安全!おいしくたっぷり収穫できる』(吉川 泰正/著 ブティック社 2015)p20“ミズナ”
- 【資料11】『國史大系 第42卷 徳川實紀』(黒板 勝美/編輯 吉川弘文館 2007)p501“常憲院殿御實紀 巻八 天和八年十二月八日”
- 【資料12】『新修京都叢書 第10巻 雍州府志』(野間 光辰/編,新修京都叢書刊行会/編著 臨川書店 1968)p453~454“水菜”
- キーワード
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- 蔬菜
- 栽培
- 京の伝統野菜
- 京野菜
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000258273