レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/5/14
- 登録日時
- 2016/10/20 00:30
- 更新日時
- 2016/10/20 00:30
- 管理番号
- Q160430143632
- 質問
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解決
大まかなあらすじから該当の絵本(児童書)を探したい。
わかっている絵本の情報
1970年代に発行された絵本で、パンを焼くのに膨らし粉を入れすぎて、パンがどんどん膨らみ家が壊れるというストーリー。結末がどうなったかはわからない。作家は日本人の可能性が高い。
表紙は白地で、緑と赤の家が描かれている、登場人物は人間のおばさんである。
- 回答
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お探しのものに近いと思われる資料として、次の資料をご紹介します。
・徳田徳志芸 絵 ; 間所ひさこ 文. おばあさんのぱん. みみちゃんえほん.. 5(12) 1976.3【当館請求記号Z32-543】
この資料の当該巻号は表紙(p.1に相当、ページ表記なし)、pp.2-19及び裏表紙で構成され、「おばあさんのぱん」のみが掲載されています。
ご参考までに、「おばあさんのぱん」のあらすじをお知らせいたします。
丘の上の小さな家に住んでいるおばあさんが、毎日パンを焼いている。ある日パンを焼く粉が足りなくなり、膨らし粉をたくさん入れる。パンはどんどん膨らみ、最終的に家が壊れてしまう。村中の人が集まってきてパンを食べ、お礼におばあさんの家を建て直す。おばあさんは「もうもう、こんなさわぎはこりごりよ」と言う。
なお、お知らせいただいた情報のうち、主人公及び表紙の特徴が異なります。主人公はおばさんではなく、おばあさんです。表紙及び裏表紙に緑と赤の家は描かれていません。本文中の家も、薄い茶色の板壁に水色の屋根です。表紙は白っぽい背景で、上部に黒字で「みみちゃんえほん」、赤字で「おばあさんの ぱん」と書かれ、大きなフランスパンを持った黄色のウサギ、大きな食パンに空いた穴から顔を出した薄紫色のネズミ及びネズミのいる食パンの上に寝ころんだ青色のネコ(いずれも人形)が配された写真が用いられています。裏表紙には、黒字で「みみちゃんえほん」、緑字で「おばあさんの ぱん」と書かれ、三段飾りの折り紙細工のひな人形(ひな壇は赤)と、その前に座り込むウサギとネズミの人形が配された写真が用いられています。
(調査方法)
「パン」、「膨らし粉」、「膨らむ」及び「家」(いずれも漢字・ひらがな・カタカナの表記違いを含む。)をキーワードとして設定し、1979年以前に出版された絵本について調査しました。設定した条件で以下のデータベース及び資料を用いて調査しましたが、パンが膨らみすぎて家が壊れるという内容に合致する資料は、見当たりませんでした。なお、データベース検索においては、キーワードのうち任意の2つ以上を組み合わせて用いました。
・「国立国会図書館サーチ」(http://iss.ndl.go.jp/)
・「国立国会図書館デジタルコレクション」(http://dl.ndl.go.jp/)
・「絵本ナビ」(http://www.ehonnavi.net/)
・「こどもの本on the Web」(http://www.kodomo.gr.jp/)
・東京子ども図書館編. 絵本の庭へ. 東京子ども図書館, 2012.3【当館請求記号UP49-J74】
・舟橋斉編著. 絵本の住所録 : テーマ別絵本リスト. 新版. 法政出版, 1998.3【当館請求記号UP49-G20】
・あかぎかんこ著. 本の探偵事典 : ごちそうの手がかり編. フェリシモ, 2005.3【当館請求記号UP49-H33】
次に、お知らせいただいた情報から、「パン」、「膨らむ」及び「絵本」をキーワードにインターネット検索をしたところ、絶版本のリクエストサイト「復刊ドットコム」において、類似した内容の絵本のタイトルを尋ねる投稿が見つかりました。この投稿に対する回答の中に、事前調査済み資料のほかに「学研みみちゃんえほんシリーズの「おばあさんのぱん」」が挙げられていたため、『みみちゃんえほん』のうち1970年代の巻号を通覧したところ、上述の資料が見つかりました。
(インターネットへの最終アクセス:2016.5.7)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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下記は調査して現物確認したが該当の資料でなかったもの
「マフィンおばさんのぱんや」福音館書店
「ふくらむふくらむぱん」婦人の友社
「そっくりパン」ひかりのくに社
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ストーリーレファレンス、絵本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000198387