レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/05/15
- 登録日時
- 2006/06/29 02:11
- 更新日時
- 2009/11/20 08:52
- 管理番号
- 埼浦-2003-014
- 質問
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解決
次の和歌の作者と出典を知りたい。「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」。50年ぐらい前、高校か中学の教科書で見た。
- 回答
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「親鸞聖人絵詞伝」(舜恕・慧観等 寛政12年)が出典らしいが確認にはいたらなかった。
- 回答プロセス
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『新編国歌大観』の索引を検索するが、該当なし。
『日本国語大辞典 1』〈あだざくら〉の項目に質問の歌があり、出典は「親鸞上人絵詞伝」となっている。
『日本国語大辞典 1』掲載の歌は、第1版では「あすありと思ふ心のあだざくら夜はに嵐の吹かぬものかは」だが、第2版では「あすありと思ふ心のあだ桜(ザクラ)夜は嵐の吹かぬものかは」となっており、「に」が一字抜けている。
また「親鸞聖人絵詞伝」は、『国書総目録 4』では〈聖人〉だが、『日本国語大辞典 1』では〈上人〉となっている。
『国書総目録 4』『日本仏教全集叢書資料総覧』によると、活字版は「大日本風教叢書 第3輯」に収められているが、県立未所蔵。
仏教関係資料を調査したところ、『道歌教訓和歌辞典』に該当の歌があるが、出典未詳。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『日本国語大辞典 1』(小学館)
- 『道歌教訓和歌辞典』(木村山治郎 東京堂出版 1998)
- キーワード
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- 親鸞(シンラン)
- 道歌-和歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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定番事例
管理番号「埼久-2002-017」が類似の調査事例である。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000029250