レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年02月22日
- 登録日時
- 2014/02/22 10:49
- 更新日時
- 2014/02/22 14:28
- 管理番号
- 052
- 質問
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解決
尼崎市東園田町1丁目(旧富田(とうだ)村)の善念寺旧跡に、武田勝頼の遺児・武田勝親(かつちか)のものと伝えられる墓がある。これに関する資料や参考文献を知りたい。
- 回答
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武田勝親の墓と善念寺については、武田信玄公宝物館事務局長を務めた野澤公次郎氏による「摂州尼崎に勝頼遺児の消息」と題する論文にくわしくまとめられています。野澤氏の調査によれば、善念寺は空襲戦災により伽藍を焼失し、記録・由緒などの史料もすべて失われ、旧跡を守る武田家にわずかに「武田系図」が伝えられており、それによれば善念寺の武田家が勝頼・勝親の子孫にあたるということです。
上記論文を掲載した尼崎郷土史研究会会報『みちしるべ』第17号などの参考文献を、地域研究史料館で閲覧することができます。
- 回答プロセス
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1 善念寺と武田勝親について記した参考文献
◆野澤公次郎「摂州尼崎に勝頼遺児の消息」
尼崎郷土史研究会会報『みちしるべ』第17号所収
文献調査ならびに善念寺の現地調査を行なった武田信玄公宝物館事務局長の野澤氏が、山梨郷土研究会発行『甲斐路』第45号(武田勝頼特集号、昭和57年8月)に執筆した論文を転載したもの。
◆猪名の会発行『園田のあゆみ』
同会会長松田佑(ゆう)氏が調査執筆したもの。寺院の項目において善念寺を取り上げ、武田勝親墓についてもふれる。
2 武田勝親墓を紹介する近世版行の地誌
◆『摂津名所図会』
巻六に「武田勝親墓」と題し、伝承を簡略に記す。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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野澤公次郎「摂州尼崎に勝頼遺児の消息」
尼崎郷土史研究会会報『みちしるべ』第17号(昭和63年3月)所収 (逐次刊行物) - 『園田のあゆみ』猪名の会発行 平成21年 (当館請求記号 219/A/イ)
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秋里籬嶌(あきさとりとう)著『摂津名所図会』巻六 寛政10年
古書籍刊行会復刻版(昭和50年)下巻に収録 (当館請求記号 219/S/ア-2)
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野澤公次郎「摂州尼崎に勝頼遺児の消息」
- キーワード
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- 武田勝親
- 武田勝頼
- 善念寺
- 尼崎市東園田町
- 富田
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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尼崎市公式Webサイト「尼崎の文化財」のうち「武田勝親の墓」のページ
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/bunkazai/siseki/takeda_katutika/takeda_katutika.html
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000149667