レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/22 02:00
- 更新日時
- 2010/12/22 09:40
- 管理番号
- 2010-182
- 質問
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1962年(昭和37年)に池田勇人首相がヨーロッパ各国を訪問した際の記録はありますか?
- 回答
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第14回外交記録公開で公開された外務省記録「池田総理欧州訪問関係一件」に関連記録があります。
1962年11月のヨーロッパ歴訪で、池田勇人首相はアデナウアー(Konrad Adenauer)西独首相やド・ゴール(Charles A.J.M.de Gaulle)仏大統領らとの間で積極的な首脳外交を展開しました。ここで池田首相は、自由主義陣営が緊密に提携して共産主義に対する勢力を強化することが不可欠であるとの自説を強調して日本とヨーロッパの連携の意義を説きました。
こうした国際政治の話題に加えて、池田首相が強く訴えたテーマが経済問題でした。EEC(ヨーロッパ経済共同体)を中心とするヨーロッパでの経済統合の動きについて池田首相は、EECが自由貿易体制と背馳したものとならないよう、各国首脳に要望しています。また、日本政府のかねてよりの希望であったOECD加盟について各国首脳から支持を得られたことは、この外遊の大きな成果とされています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦後期
- 1960年代以降(昭和35年頃以降)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075786