レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/12/23
- 登録日時
- 2021/03/10 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000870
- 質問
-
解決
【仙叟宗室の屋敷跡について】 金沢の大手町にある茶室は、かつての千宗室(仙叟宗室)の屋敷跡だったという看板を見たが、それに関する資料はあるか。
また、茶室のある場所には、かつて旅館が2件入れ替わり存在したと聞いたが、関連する資料はあるか。
- 回答
-
茶室関係の資料を中心に調査をした。
『現代に息づく茶道のまち金沢の茶室』(109128412)p.176~177「好古庵」
「裏千家四代千仙叟宗室の屋敷跡地である。」との記述がある。以下の資料に、宗室の屋敷が味噌蔵町にあった旨の記述がある。
『金沢古蹟志 第3編』(119865893)p.72「千宗室旧邸」
『仙叟宗室居士』(109096453)p.61「味噌蔵町に住し、臘月庵を営む」
『裏千家今日庵歴代 第4巻 仙叟宗室』(119993866)p.50
『淡交 1995年9月号』(170043982)「金沢の仙叟居士居宅について」居宅の位置に関する考証がなされている。
石川県立図書館ホームページで「寛文七年金沢図」を確認すると、味噌蔵町の辺りに「千宗室」の屋敷地を確認できる。
【URL】https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11E0/WJJS06U/1700105100/1700105100100060/ht020010 (2021年2月17日最終閲覧)
宗室邸跡にあった旅館について、当館所蔵で一番古い昭和38年の住宅地図で該当地点を確認したところ、同地には旅館があったことが確認された。その旅館は昭和54年の住宅地図まで確認される。それ以降は旅館ではない建物が記されている。
当該旅館の前に別の旅館があったかについては、確認できなかった。
以下の資料に味噌蔵町の旅館の記載なし。
『金沢旅館案内』(118603133)
各年の『金沢商工人名録』
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000294959