レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/10/5
- 登録日時
- 2018/11/29 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000698
- 質問
-
解決
【加賀八家本多家の系図について】 以下の家について、系図若しくは由緒帳がないか教えてほしい。
①:加賀八家の本多家
②:①の分家
③:本多家の陪臣
④:政重の子孫で旗本になった家で、寛政期以降の系図の載っているもの
⑤:①~④について、当主の兄弟姉妹まで載っているもの、娘の名前が記されているもの
- 回答
-
全てがまとまって記載されている資料はない。各資料をつなげて見る必要がある。
当館所蔵資料及び当館近世史料館所蔵の史料を確認し、見つかったものは以下の通りである。
①、②:『石川県史資料 近世篇8 諸士系譜』(109084069)において、天保期までの本家・分家を含めた系図を見ることができる。ただし、天保以降については、その他の史資料で補完する必要がある。
本家及び分家については、近世史料館に明治初年書上げの由緒帳である「先祖由緒并一類附帳」が現存している。
③:系図は確認されないため、人名をもとに由緒帳をたどることになる。『本多家家臣先祖由緒并一類附帳』(119349444)で、家臣名の一部の把握が可能。
近世前期の侍帳であれば加越能文庫にあり。加越能文庫の「本多家来由緒帳」(近世史料館 特16.31-180)は、近世前期の一部の家臣のものである。
④:質問者は『新訂寛政重修諸家譜』を確認済みと思われる。当館所蔵の史資料では、その他の系図の載ったものは確認されず。寛政期以降については、直系のみ『寛政譜以降旗本家百科事典 第四巻』(118428249)p.2435~2436で名前を把握することができる。
⑤:兄弟は『石川県史資料 近世篇8 諸士系譜』で把握可能。ただし女性は「~女」等と記載されるため、名前の把握は困難なことが多い。
本家の本多政和以降の人物については、『平成新修旧華族家系大成 下巻』(111784725)p.524~525記載の系図に、女性の名前が記されている。
「先祖由緒并一類附帳」の一部の由緒帳に子女の一部の名前が載っているものがある。
「本多系図」(近世史料館 特16.31-171)及び「本多系譜」(近世史料館 特16.31-172)には、一部の子女の名前が出ている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000246552