レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/09/15
- 登録日時
- 2017/06/05 00:30
- 更新日時
- 2017/06/05 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0006
- 質問
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解決
極東国際軍事裁判(1946-1948)で、南京事件と呼ばれた事件で、死者数が30万人とされているようだが、それは死者ではなく死傷者の数字ではないか。
極東国際軍事裁判の記録にそういった数字について明言された箇所はあるのかどうか、もしあるとしたら資料を見に行きたい。
- 回答
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『日中戦争史資料 8 南京事件』5章に極東国際軍事裁判の判決文が収録されている。
その中にどこで、いつ、どんなことがあり、それによってどの程度の犠牲者が出た、という形で死(傷)者について数字で触れられている箇所がいくつかあり、
「後日の見積もりによれば、日本軍が占領してから最初の六週間に、南京とその周辺で殺害された一般人と捕虜の総数は、二十万以上であったことが示されている」という一文がある。
三十万という数字については「南京軍事法廷」における「国防部戦犯裁判軍事法廷の戦犯谷壽夫に対する判決書(『南京事件資料集 2 中国関係資料編 』)に収録」の中に「被害者総数は三○万人以上に達する」という一文がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国 (222 7版)
- 参考資料
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- 1 日中戦争史資料 8 南京事件 日中戦争史資料編集委員会∥編 河出書房新社 1973 210.7/NI/8
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2 南京事件資料集 2 中国関係資料編 南京事件調査研究会?編訳 青木書店 1992.10 210.74/NA/2
- キーワード
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- 南京事件
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000216918