レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/22 02:00
- 更新日時
- 2010/12/22 09:40
- 管理番号
- 2010-188
- 質問
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1959年(昭和34年)、キューバからの親善使節としてチェ・ゲバラが来日したというのは本当ですか。
- 回答
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本当です。第17回外交記録公開で公開された外務省記録「米州諸国特派使節及び親善使節団本邦訪問 キューバの部」に関係記録があります。
エルネスト・ゲバラ(Ernesto Guevara:通称チェ・ゲバラ)は、キューバのカストロ首相の特使として使節団を率いてアジア諸国を巡り、その間の1959年7月15日に日本を訪れました。使節団の日本での目的は、経済状況の視察と、日本・キューバ間の貿易増進の可能性を探ることでした。
ゲバラ特使は滞日中、両国の貿易増進に向けて池田勇人通産大臣と会談し、外務省の当局者とも数回の非公式協議を行いました。協議内容は日本の繊維品に対する高関税率の是正、貿易不均衡の解消、日本・キューバ間の通商協定締結交渉などで、この時の交渉は、翌1960年(昭和35年)の通商協定締結の土台となりました。
ゲバラは7月22日以降関西方面へも足を伸ばし、大阪や広島を訪れた後、同27日、日本を去りました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦後期
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075779