レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年07月07日
- 登録日時
- 2016/12/13 20:10
- 更新日時
- 2017/01/27 15:26
- 管理番号
- 塩尻327
- 質問
-
解決
矢彦神社の建築などについて知りたい。
矢彦神社が県宝に指定されている価値はどこにあるのか。
- 回答
-
矢彦神社の建築については次の資料を提供。
矢彦神社が県宝に指定されている価値は、
【資料1】諏訪大社の流れがあって「立川流」の彫刻が残っている
【資料2】天明3年(江戸中期・後期)の年号が残っている
- 回答プロセス
-
レファレンス協同データベース、図書館システムにレファレンス事例なし。
①矢彦神社について書いた本を集めた
②長野県教育委員会に問い合わせた
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中部地方 (215 9版)
- 日本 (291 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 参考資料
-
-
【資料1】若林 純『寺社の装飾彫刻(中部編)』日貿出版社,請求記号521.8 2013.
ISBN:978-4-8170-5086-1
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024389818-00 (p.182-183 矢彦神社拝殿について記述あり。
「廻廊付の拝殿は天明二年(一七八二年)に、諏訪の立川和四郎富棟によって建立された。諏訪大社秋宮に続いて富棟が手懸けたもので、この二社を建立したことで諏訪立川流の基盤が固まったと思われる。」) -
【資料2】長野県教育委員会に電話で問い合わせ。
(県宝に指定された価値は
<1>諏訪大社の流れがあって「立川流」の彫刻が残っている。
<2>天明3年(江戸中期・後期)の年号が残っている。
八十二文化財団のホームページを見るとよい。長野県教育委員会で確認済みの記述である。) -
【資料3】八十二文化財団ホームページ
http://www.82bunka.or.jp/bunkazai/detail.php?no=3121&seq=0(最終確認日2016年12月13日) (矢彦神社「内容:神社建築」「概要解説:諏訪大社独特の社殿形式をもち、諏訪立川流社殿建築の代表作の一つと言われる。拝殿擬宝珠金物に「天明三年」の銘あり。」 との記載あり。) -
【資料4】『長野県の文化財:長野県文化財総合目録 平成16年3月31日現在』八十二文化財団,請求記号:N709.1 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008505147-00 (p.290 県宝に指定された年月日、建築について記載あり。) -
【資料5】『しののめのみちを行く』市民タイムス,請求記号N291 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059046660-00 (p.12 小野・矢彦神社について記述あり。) -
【資料6】『辰野町誌(歴史編)』辰野町誌編纂専門委員会,請求記号N215.2(南信) 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002079965-00 (p.1044-1045 矢彦神社勅使殿の建築について記載あり。) -
【資料7】『辰野町誌(近現代編)』辰野町誌編纂専門委員会,請求記号N215.2(南信) 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001948679-00 (p.894-895 町内神社一覧に矢彦神社について記載あり。
矢彦神社の県宝指定されているのが拝殿・回廊・神楽殿・勅使殿であることが分かる。) -
【資料8】『寺と神社(信州の文化シリーズ)』信州郷土史研究会,請求記号N185.9 1981.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001525534-00 (p.279 矢彦神社について記述あり。「天明2年初代立川和四郎富棟により拝殿と勅使門が建てられ、神楽殿は二代和四郎富昌の作である。」)
-
【資料1】若林 純『寺社の装飾彫刻(中部編)』日貿出版社,請求記号521.8 2013.
- キーワード
-
- 矢彦神社
- 諏訪立川流
- 立川和四郎富棟
- 立川和四郎富昌
- 照会先
-
- 長野県教育委員会
- 寄与者
-
- 八十二文化財団
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000203140