『喜連川町誌』、『喜連川町史 第3巻(資料編 3)』掲載の系譜によれば、恵氏は第八代藩主でした。
恵氏を含む喜連川氏の系譜は以下の資料から確認できます。
・『喜連川町誌』(喜連川町誌編さん委員会/編 喜連川町 1977)
「喜連川公方」の系譜が初代から13代まで掲載されています。(p.82)
・『喜連川町史 第3巻(資料編 3)』(さくら市史編さん委員会/編 さくら市 2007)
p.222-234「足利家系譜」が収録されています。
略歴等も付記された系譜で、恵氏の掲載頁はp.230-231です。
功績については以下の資料に記載を確認しました。
・『喜連川町誌』(喜連川町誌編さん委員会/編 喜連川町 1977)
p.90-93「第三章 近世 第一節 藩政史」の「三 誇り高き幕賓大名」の項に恵氏に関する記述が確認できました。
・「下野史談 第14巻第5号」(下野史談会 1937)
p.32-38「喜連川公方實記(三)」(秋元重光/著)に恵氏に関する記述が確認できました。(p.36-38)
・『日本一小さな大大名』(山下昌也/著 グラフ社 2008)
p.97-189「第三章 名君か、珍君か?個性豊かな御所さまたち」
より「歴代随一の見栄っ張り、だけど憎めない御所さま」(p.142-153)
※近年刊行された資料ですが、史料に基づき歴代の喜連川藩主の業績等を読み物風にまとめたものです。(年表、参考文献あり。)
以下の資料からは記述を確認できませんでした。
・『栃木県史 通史編4』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1981)
「第二章 江戸幕府の成立と下野の領主支配」の項に、喜連川藩に関する短い記述は確認できましたが、恵氏に関する記述は確認できませんでした。