『秋田沿革史大成 下巻』加賀谷書店 1973 付録「藩士給禄高社寺町村民等総テノ禄扶持調給人別調(安政二年改定)」(p.701~)のうちp.784~785に「銅山方」として以下が記載されている。・惣山下代・銅山木山方下代・同見習・同金銭受払方・御直山方・同定加勢・同見習
銅山方以外では、「銅山奉行支配町人」として11名、「銅山御米蔵舛取」として2名の記載がある。各々の職分内容等を解説している資料は見付からなかったが、「惣山下代」については、次の論文で詳細に分析されている。
森朋久「秋田藩鉱山役人についての一考察-惣山奉行下代を中心にして-」『地方史研究』43巻3号(1993.6)p.22-42
その他、以下資料を参照したが、銅山奉行配下の諸役人について、明確に記載されたものはなかった。
『秋田県史 第二巻近世編上』秋田県編 加賀谷書店 1977 p.141-151「佐竹氏の職制」 同p.451-475「銅山の開発」 同p.636-693「銅山と藩財政」
『秋田県史 第三巻近世編下』秋田県編 加賀谷書店 1977 p.409-471「産銅政策と銅山経営」 『秋田県鉱山誌』秋田県産業労働部鉱務課 1968
『近世中後期財務役人の研究』森朋久著 巖南堂書店 2003
『東北産業経済史 第三巻秋田藩史』東洋書院 1975
安保文雄「近世に於ける藩財政の基礎構造-東北諸鉱山を例として」『秋大史学』第7号(1956.3)秋田大学史学会 p.142-157