レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月24日
- 登録日時
- 2013/10/24 16:56
- 更新日時
- 2014/04/16 11:14
- 管理番号
- 秋田-1621
- 質問
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解決
「在府屋」とは何か。『図説能代の歴史 上巻』 (野添憲治/著、無明舎出版、1984)・・・ p.115 に 「寛保の大火」で焼失した建物の名として出てくる語
- 回答
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下記資料によると、能代奉行所 のこと。
『能代市史 資料編 近世1』(能代市史編纂委員会/編、能代市、1999)p.136の「旧記抜書之ケ条」寛文6年の記述の中に「在府屋」という語が出てきており、「能代市史」編者によって下記の通り、註がつけられている。
在府屋=能代奉行所。ただし、この年代に正式名称として能代奉行と言われていたかは疑問。久保田藩庁の本方奉行のうちから、数名が、交代で能代に回勤していたもので、したがって山方杢之助にも宿賃が支払われている。この年、その執行役所として在府屋ができ、公的職務がここで行われることになった。
なお、「旧記抜書之ケ条」とは、同p.126の解説によると、能代奉行所の下代を勤めた三輪文右衛門良廉が記録したもの
- 回答プロセス
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下記、参考図書及びデータベースでは、「在府屋」は該当なし。
・『日本史大事典』(平凡社、1992~4)・
『国史大辞典』(吉川弘文館、1979~1997)
・『日本史広辞典』(山川出版社、1997)
・ジャパンナレッジプラスN
能代市特有の語と考え、『能代市史』の近世編を調査。
『能代市史 資料編 近世編1』の巻末事項索引に、「在府屋」あり。
最初の掲載ページに、「能代市史編纂委員会」による注あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000139455