レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年05月31日
- 登録日時
- 2015/06/11 10:45
- 更新日時
- 2015/06/11 10:48
- 管理番号
- 福井県図20140531
- 質問
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未解決
(1)梁川星巌の家族やその先祖が知りたい。
(2)梁川星巌が讃岐国瀬居島へ旅した理由を知りたい。
(3)瀬居島の鯛漁を詠んだ詩や紀行文・日記、研究論文などが知りたい。
- 回答
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(1)『梁川星巌』山本和義/著,福島理子/著 研文出版 2008年刊(資料番号:1015303546)p3~4に星巌の関係系図(星巌から6代前まで)および説明あり。
『梁川星巌・藤森弘庵』上野日出刀/著 明徳出版社 1998年刊(資料番号:1012979892)p8~9に鎮守府将軍藤原利仁より始まる系図(星巌から19代前まで。ただし一部略)の記載あり。
(2)記載資料は発見できず。
(3)記載資料を発見できず。
- 回答プロセス
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1.自館蔵書検索で「梁川星巌」キーワード検索→7件ヒット、うち関連の記載があったものは以下の通り。
・『梁川星巌』山本和義/著,福島理子/著 研文出版 2008年刊(資料番号:1015303546)p3~4に星巌の関係系図(星巌から6代前まで)および説明あり。巻末の略年譜より、星巌が妻紅蘭と長崎を目指す西国の旅に出たのは、文政5(1822)年9月9日であり、長崎から故郷に戻る途中の文政8(1825)年11月~12月ごろに「四国に遊」んだとあるが、讃岐国瀬居島を訪れたという記載は、本文にもなし。
・『梁川星巌・藤森弘庵』上野日出刀/著 明徳出版社 1998年刊(資料番号:1012979892)p8~9に鎮守府将軍藤原利仁より始まる系図(星巌から19代前まで。ただし一部略)の記載あり。系図の出典は伊藤信氏著『梁川星巌附紅蘭女史』(大正14年刊)だが、当館未所蔵。p107~108に、文政8(1825)年11月~12月ごろの四国を旅した際の記載があるが、讃岐国瀬居島を訪れたという記載はなし。本文に記載された旅の経路は、玉島(岡山県)~讃州丸亀~琴平~金刀比羅宮~琴平~高松~鴉足津~丸亀~児島郡味野村(岡山県)。
『詩集日本漢詩第15巻』富士川英郎/ほか編 汲古書院 1989年刊(1012059448)
巻頭解題p13に、文政5年から9年までの西遊の旅の間の作品は「西征集」に収められており、詳しくは大原富枝著『梁川星巌・紅蘭』(淡交社)を参照とあるが、当館未所蔵。四国での詩作を収めた「西征集四」は、本書p227~235の「星巌集・乙集巻四」に収録されている。
【後日調査】大原富枝著『梁川星巌・紅蘭』(淡交社)を県内他館から取り寄せて確認するが、p210に“西征の旅を終って、さらに讃岐の琴平、高松、丸亀に寄って文政八年の旅を終った”と記載あるのみ。
2.CiNiiで「瀬居島」「鯛漁」検索 →関連資料のヒットなし。
3.NDLサーチで「瀬居島」「鯛漁」検索 →ヒットするが、自然科学分野の資料がほとんど。ヒットした中で、下記が関連する可能性があるが、当館未所蔵のため内容確認できず。
藤川正数「瀬居島の鯛網見物(続)」『香川大学国文研究 第19号』香川大学国文学会 1994年
4.文学参考図書書架をブラウジング → 下記資料を含む参考図書をブラウジングするが質問事項の記載なし。
『日本文学地名大辞典 詩歌編(下巻)』日本文学地名大辞典刊行会/編,大岡信/監修 遊子館 1999年刊(1013322498)・・・「瀬居島」「鯛漁」「鯛網」の項目なし
『日本文学地名大辞典 散文編(下巻)』日本文学地名大辞典刊行会/編,井上辰雄/監修 遊子館 2003年刊(1014300592)・・・「瀬居島」「鯛漁」「鯛網」の項目なし
『四国近代文学事典』浦西和彦/著,堀部功夫/著,増田周子/著 和泉書院 2006年刊(1015376229)・・・「瀬居島」「鯛漁」「鯛網」の項目なし。ただし、巻末に県別に四国を舞台にした近代文学作品の索引あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000175721