レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/05/31
- 登録日時
- 2005/06/08 02:10
- 更新日時
- 2009/08/27 16:32
- 管理番号
- HOPPO-1
- 質問
-
解決
昭和初期に、静内の官営工場でシカ肉の缶詰を生産していたが、聞くところによると、北海道東部方面でも生産していたらしい。その場所と生産量を知りたい。
- 回答
-
『開拓使事業報告第3編物産』によると、明治13年1月に道東の厚岸に“厚岸缶詰所”が開業し、春・秋は牡蠣の缶詰を生産し、冬はシカ肉の缶詰を生産したとある。同資料によると、生産量は明治12年度8,572缶、明治13年度900缶で、明治14年以降の生産量の記述は空欄となっている。
論文「北方動物記 6 明治以後のエゾシカ」犬養哲夫著( 『わが北海道』3巻6号 1973年)によると、明治12年冬の大雪でエゾシカが大量に餓死し、生産が中止となったとある。
また、『新北海道史 第3巻 通説2』に、“官営工場の設置と工業生産”の項目があり、根室支庁管内諸工場についての記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588 7版)
- 参考資料
- キーワード
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- エゾシカ
- 缶詰
- 官営工場
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000022011