レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年03月29日
- 登録日時
- 2014/08/16 17:08
- 更新日時
- 2014/09/25 19:51
- 管理番号
- 塩尻226
- 質問
-
解決
日本の石油は、第二次世界大戦まではアメリカから輸入していたが、その後に中東や東南アジアから輸入するようになった。その経緯とそれがいつごろからなのかを知りたい。
- 回答
-
【資料1】に日本が中東や東南アジアから石油を輸入するようになった経緯についての記述がある。また「昭和三十(一九五五)年代の後半から、日本の石油産業はようやく海外の石油開発(上流部門)へ進出する力を持つようになって、国際的な石油開発の競争に参入する足場を固めることが出来た。」(p.197)とあることから、時期としてはこの頃であると推測される。
【資料2】には、日本の中東原油に対する依存度についての記述があり、日本がアメリカではなく中東から原油を買うようになった背景について書かれている。
その他に、データとして当館所蔵の資料は下記のものがあるが、いずれも1970年頃からのデータとなっている。
【資料3】日本の原油輸入量とOPEC依存度・中東依存度の推移グラフ
【資料4】日本の原油輸入先の推移グラフ、原油輸入量と中東依存度の推移グラフ
- 回答プロセス
-
「石油」「輸入」をキーワードに蔵書検索を行い、運輸・貿易関係の資料と、石油関係の資料を調査してみた。
運輸・貿易関係の資料には、過去の経緯やデータが分かるものがなかった。
次に石油関係の資料を調べたところ【資料1】と「【資料2】に記述をみつけた。また、【資料3】にはデータグラフの記載があった。
その他に統計書を調べたが戦後からの記録のものはなく、『エネルギー白書』の当館所蔵で最も古いものから【資料4】のグラフをみつけた。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 石油 (568 9版)
- 工業基礎学 (501 9版)
- 参考資料
-
-
【資料1】岩間敏 著 , 岩間, 敏. 石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」. 朝日新聞社, 2007. (朝日新書) p.197
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008716865-00 , ISBN 9784022731579 -
【資料2】瀬川幸一 編 , 瀬川, 幸一. 石油がわかれば世界が読める. 朝日新聞出版, 2008. (朝日新書) p.166-168
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009328867-00 , ISBN 9784022732071 -
【資料3】時事ニュースJanet編集部 編 , 藤本悟司 著 , 藤本, 悟司 , 時事通信社. 原油で読む世界 : 姿なき覇者の時代・価格高騰はなぜ起きたのか : 時事ニュースJanet. 時事通信社, 2008. (時事通信オンデマンドブックレット ; no.36) p.84
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009492241-00 -
経済産業省 , 経済産業省. 強靭でしなやかなエネルギー・システムの構築に向けて. ぎょうせい, 2004. (エネルギー白書) p.158
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045953822-00 , ISBN 4324074054
-
【資料1】岩間敏 著 , 岩間, 敏. 石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」. 朝日新聞社, 2007. (朝日新書) p.197
- キーワード
-
- 石油
- 原油
- 輸入
- 中東
- 東南アジア
- アメリカ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000158388