レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年07月14日
- 登録日時
- 2019/11/07 12:54
- 更新日時
- 2019/11/08 11:13
- 管理番号
- 0000110802
- 質問
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解決
種田山頭火の「おいとまして葉ざくらのかげがながくすずしく」の句碑が山口市後河原(うしろがわら)にあり、そこにあった「旧田辺家」で句会が行われていた、と解説がある。この田辺家について知りたい。
- 回答
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田辺家と、昭和14年(1939年)1月5日に田辺家で行われた句会の様子については、下記資料1p50-52に記載がある。
当時の山頭火の日記は資料2に収録されている。また、句碑が建てられた経緯については資料1p122-124及び資料3に記述がある。
なお、「おいとまして」の句は、資料1p123及び資料4によると、昭和9年(1934年)ごろに詠まれたと思われる。当時山頭火が参加していた後河原の鈴木家での句会で読まれた可能性がある。
鈴木家とその句会については、資料1p122-124、資料5,6に記載がある。
- 回答プロセス
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山頭火の辞典類で「田辺家」について調べる。『種田山頭火を知る事典』(藤津滋生 編 藤津滋生 1994)索引に記載なし。
「おいとまして」の句について調べる。『山頭火大全』(種田山頭火 著 講談社 1991)の詩句索引で、この句が昭和9年(1934年)に詠まれたらしいことがわかる。
山頭火の伝記を調べる。ミネルヴァ日本評伝選『種田山頭火』(村上護 著 ミネルヴァ書房 2006 )索引に「田辺家」の記載なし。昭和9年頃と思しい記述を確認、記載なし。
山口県関係者の山頭火に関する資料を探す。『中也と山頭火が居た町山口湯田』(矢原在記 著 藤村成生 2013)p80に、鈴木家の句会及び「山頭火ノオト」についての記述あり。また、県文学に詳しい和田健の『山頭火のはなし』『山頭火よもやま話』に記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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1.和田/健 著 , 和田/健. 山頭火よもやま話. 和田健, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060523611-00 (p50-52,122-124) -
2.種田山頭火 著 , 種田, 山頭火, 1882-1940. 山頭火全日記 第7巻. 春陽堂書店, 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007494799-00 , ISBN 4394902177 (p104-105) -
3.和田 健 著 , 和田 健. 山頭火の話 改訂増補. 和田 健, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060527515-00 (p69-70) -
4.種田山頭火 著 , 種田, 山頭火, 1882-1940. 山頭火全日記 第4巻. 春陽堂書店, 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007494807-00 , ISBN 4394902142 (p88-91) -
5.種田山頭火研究会 編 , 種田山頭火研究会. 種田山頭火ノオト No.1〜5. 種田山頭火研究会, 1981.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060777660-00 (No.3p32-37) -
6.種田山頭火研究会 編 , 種田山頭火研究会. 種田山頭火ノオト No.6〜7. 種田山頭火研究会, 1984.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060777661-00 (No.7p48-54)
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1.和田/健 著 , 和田/健. 山頭火よもやま話. 和田健, 2008.
- キーワード
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- 種田山頭火
- 句碑
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000264826